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見やすいカラー付きフロロとして唯一無二のBMSアザヤカがサンラインの新コーティング技術にてリューアルしました。まずはラインが見やすい。この視認性の高さは圧倒的な利点で巻き取りスピードの調整やラインが走ってバイトするのを非常に分かりやすくしてくれます。
どうしても色が注目され糸の特性が軽視されがちと思いますが、糸としては柔らかく伸びやすい系統なものの、コーティングの影響か適度にハリ感があり、耐摩耗性も非常に高く仕上がっています。
ただ、やっぱり色を付けた悪影響なのか同じサンラインのフロロとの比較でもFCスナイパーやオーバーテックスに比べ結束強度や耐摩耗性が劣る傾向に有りますし、コストも安いとは言えません。またサンラインの中では非常に伸びやすいフロロでフロロハンタータクトぐらい伸びるのでサンラインに多い低伸度フロロが好きな人には向いてません。
今回ラインの性能としては伸びやすく耐摩耗性が高く、かつ視認性が極めて高い26BMSアザヤカについて紹介します。
| ★5が満点 | |
| 細さ | ★★★★★ |
| 強度 | ★★☆☆☆ |
| 耐久性 | 検証中 |
| 耐摩耗性 | ★★★★ |
| 伸び難さ(感度) | ☆☆☆☆☆ |
| 柔らかさ | ★★★★★ |
| コスト | ★★★★☆ |
26BMSアザヤカFCの特徴


26BMSアザヤカFCの特徴はやはり色付きで視認性が高いことでしょう。パッケージまでアザヤカになっています。

実際の釣り場での視認性も非常に高く光量が少ない状態でも見やすく感じます。
細さ

| 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド | |
| 4lb | 0.165 | 0.165 |
| 5lb | 0.190 | 0.185 |
| 6lb | 0.205 | 0.205 |
| 8lb | 0.235 | 0.235 |
| 10lb | 0.260 | 0.260 |
| 12lb | 0.285 | 0.285 |
| 14lb | 0.310 | 0.310 |
| 16lb | 0.330 | 0.330 |
| 20lb | 0.370 | 0.370 |
26BMSアザヤカFCは号数通りの太さとなっておりフロロリミテッドと同等です。マシンガンキャストやFCスナイパーと同様にサンラインは、なぜか5lbだけは僅かに太いのですが理由は不明です。
強度

14lbを各ノットで各5回結束強度を測定しました。比較対象はフロロリミテッドです。なお結束は条件を一定にするため一切糸を湿らせず行っており、パロマーノットのみ結束時に余り糸を捨て糸側に引いて試験しています。他のノットで余り糸を捨て糸側に引っ張らないのは、パロマーノット以外では余り糸は本線側にしか引っ張れないのが理由です。
完全結びでの結束強度
| 完全 結び | 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 2.28kg 36% | 4.55kg 72% |
| 最大 | 3.80kg 60% | 5.00kg 79% |
| 最低 | 0.50kg 8% | 4.25kg 67% |
完全結びは糸による結束の差が出やすいノットですが、26BMSアザヤカFCは特に結束強度が低い結果となっており平均でも36%、最低値だと僅か8%の強度しか出ていません。

この結束強度の低さの原因はノット抜けで糸が滑るためかノット抜けが多発します。FCスナイパーやマシンガンキャストも同様の傾向があり、完全結びは絶対に使わないようにしましょう。
ハングマンズノットでの結束強度
| ハングマンズ | 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 3.62kg 57% | 4.75kg 75% |
| 最大 | 4.30kg 68% | 5.60kg 88% |
| 最低 | 3.00kg 47% | 3.50kg 55% |
強度はあまり高くないものの結束が速いハングマンズノットでは結束強度は平均で57%となり、フロロリミテッドには劣る結果です。
| ハングマンズ | 25FCスナイパー | 25オーバーテックス |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 3.72kg 59% | 3.68kg 58% |
| 最大 | 4.50kg 71% | 4.50kg 71% |
| 最低 | 3.00kg 47% | 3.00kg 47% |
ただ気になるのが同じサンラインのフロロとの比較でもFCスナイパーやオーバーテックスには誤差程度ですが、若干強度が劣る事です。
ユニノットでの結束強度
| ユニノット | 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 4.00kg 63% | 4.95kg 78% |
| 最大 | 4.40kg 69% | 5.50kg 87% |
| 最低 | 3.70kg 58% | 4.25kg 67% |
少々結束に時間が掛かるものの結束強度が安定しやすいユニノットでも測定しました。ユニノットだと26BMSアザヤカFCの結束強度は高めの傾向ですが、それでもフロロリミテッドには劣ります。
| ユニノット | 25FCスナイパー | 25オーバーテックス |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 4.22kg 66% | 4.20kg 66% |
| 最大 | 5.20kg 82% | 4.80kg 76% |
| 最低 | 3.60kg 57% | 3.30kg 52% |
このユニノットでもFCスナイパーとオーバーテックスと比較しましたが、ここでも26BMSアザヤカFCは微妙に結束強度が劣る結果です。
パロマーノットでの結束強度
| パロマー | 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 4.44kg 70% | 4.95kg 78% |
| 最大 | 4.80kg 76% | 5.25kg 83% |
| 最低 | 4.20kg 66% | 4.75kg 75% |
糸の種類に関わらず安定して7割以上の結束強度が出やすいパロマーノットでは26BMSアザヤカFCでもフロロリミテッドに近い結束強度が出ています。
| パロマー | 25FCスナイパー | 25オーバーテックス |
| 強度 | 6.35kg 14lb | 6.35kg 14lb |
| 平均 | 4.14kg 65% | 4.55kg 72% |
| 最大 | 4.60kg 72% | 5.20kg 82% |
| 最低 | 3.50kg 55% | 4.10kg 65% |
このパロマーノットであれば26BMSアザヤカFCもFCスナイパーとオーバーテックスと同様の結束強度となりました。
耐久性
耐久性は検証中のため追って更新します。
耐摩耗性

14lbを105g(12号重り+15号重り)を1000番の砥石に吊るし、左右20cmを左右に行き来できた回数を測定(1往復で2回とカウント)しました。10回行った測定の平均、最大、最小の強度を示します。
| 26BMS アザヤカFC | フロロリミテッド | |
| 平均 | 25回 | 19回 |
| 最大 | 33回 | 22回 |
| 最低 | 16回 | 17回 |
26BMSアザヤカFCの耐摩耗性は新しいプラズマライズのコーティングの恩恵にて最低値では同等程度ですが、平均でも最大値でもフロロリミテッドを上回る結果となりました。
| 25FCスナイパー | 25オーバーテックス | |
| 平均 | 30回 | 27回 |
| 最大 | 32回 | 32回 |
| 最低 | 28回 | 21回 |
ただ、ここでも同じサンラインのフロロで比較するとFCスナイパーやオーバーテックスには若干劣る傾向は見られます。
伸び難さと感度

14lb×2mを引っ張った際の伸びを記載しています。伸び率だけだは分かりにくいので、あえて実測値も掲載しています。比較対象はフロロリミテッドの14ポンドです。
| 25BMS アザヤカFC | フロロリミテッド | |
| 線径 | 0.310mm | 0.310mm |
| 2kg | 29cm(14.5%) | 23cm(12.0%) |
| 1kg | 16cm(8.0%) | 13cm(6.5%) |
| 0.5kg | 6cm(3.2%) | 5cm(2.5%) |
| 0.2kg | 2cm(1.0%) | 1cm(0.5%) |
少々驚いたのが今まで検証したサンラインのフロロは伸びが少ないフロロばかりでしたが、この26BMSアザヤカはフロロの中でも伸びが大きく、比較的伸び易いフロロリミテッドを超え、フロロハンタータクトと同程度の伸びです。
| 25FCスナイパー | 25オーバーテックス | |
| 線径 | 0.310mm | 0.310mm |
| 2kg | 20cm(10.0%) | 21cm(10.5%) |
| 1kg | 11cm(5.5%) | 11cm(5.5%) |
| 0.5kg | 5cm(2.5%) | 5cm(2.5%) |
| 0.2kg | 2cm(1.0%) | 1cm(0.5%) |
参考までに同じサンラインのフロロで比較するとFCスナイパーやオーバーテックスは26BMSアザヤカやフロロリミテッドに比べ伸びが抑えられているのが分かります。
柔らかさ

26BMSアザヤカは糸自体は伸びやすいため原糸としては柔らかいと推測されますがコーティングの影響か中間的な硬さに仕上がっており、後述のフロロリミテッドとフロロリミテッドハードの中間ぐらいの硬さと感じます。
【参考】フロロリミテッドの糸クセ
フロロリミテッドは糸自体が柔らかいため糸クセも少なく抑えられています。

【参考】フロロリミテッドハードの糸クセ
硬いフロロリミテッドハードBASSの写真を載せますが、糸クセも付きやすく扱いには技術が求められます。

コスト
26BMSアザヤカFCのコストに関しては易いとは言えず、やはり視認性を上げるための塗装コストが大きいと思われます。
10〜20mリーダーなら伸びを抑えられコスト1/5以下
26BMSアザヤカFCをコストを抑え使用するには超ロングリーダーPEがお勧めです。リーダー10~20mであればPEは基本的に交換不要のためライン代が1/5以下に抑えられます。PEを使ったことが無い人にはリーダーとの結束のFGノットが難関とは思いますが、伸びるラインの扱いには非常にお勧めの設定です。
個人的には伸びやすい26BMSアザヤカFCとの相性が非常に良い組み合わせと感じます。
他のラインとの比較
FCスナイパー(2025)との比較
| 細さ | 同等 |
| 結束強度 | 25FCスナイパー |
| 耐久性 | 検証中 |
| 耐摩耗性 | 25FCスナイパー |
| 伸び難さ(感度) | 25FCスナイパー |
| 柔らかさ | 26BMSアザヤカ |
| コスト | 同等 |
同じサンラインのフロロで比較すると25FCスナイパーに比べ26BMSアザヤカFCは若干、結束強度や耐摩耗性に劣り伸びやすい傾向が見られます。硬さは同程度ですので、強度面を取るか、または視認性と伸びやすさを取るかでの使い分けとなります。
まとめ

今回、紹介の26BMSアザヤカFCは視認性の高さが魅力の唯一無二のフロロであり、コーティング技術の進化にてフロロリミテッド相当の耐摩耗性となっています。糸自体は伸びやすく若干結束強度が低いのは否定できませんが、PEとの組み合わせやノットを選べば耐摩耗性が高い事もあって、十分使用可能と言えるでしょう。


