【25ソルティアドバンスS96MH インプレ】ショアジギング入門ロッド

25ソルティアドバンスS96MHの使用例

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ショアジギングを試してみたいけど、本当にやり込むか微妙。そんな人に有難いショアジギロッドが2026年追加モデルとしてソルティーアドバンスに追加されました。実際に使ってみたところ1万前後のロッドとは思えない程で操作感やリフティングパワーも問題ありません。私のように年に何回ショアジギングに行くか分からないようなライトユーザーには最適と思います。

ただ上位機種と比べると差は圧倒的で、特にハイパワーXが無い事によるロッドのボヨボヨ感、ブレの多さが一番の問題でキャスト精度も定まり難く飛距離も伸びません。Mクラスではボヨボヨ過ぎて操作し難く、何とか使いこなすために私は敢えて硬めのMHを選びましたが、重く使用感に制限が出てしまいます。変えるのであれば21コストスナイパーBBを強くお勧めします。

今回はキャスト精度には難があるものの価格が非常に魅力で実釣でも釣りが成立するだけの性能を持った25ソルティーアドバンスを紹介します。

25ソルティアドバンスS96MHの特徴

25ソルティアドバンスは2026年時点での実売価格が1万前後と価格が非常に魅力のソルトロッドです。

25ソルティアドバンスのラインナップ

ジギングからシーバスなど数多くのラインナップがありますがショアジギングモデルは2026年の追加モデルとなります。

スペックと外観

全長9.6ft(2.90m)
重量247g
パワーMH
先径2.4mm
カーボン含有率96

25ソルティアドバンスS96MHのスペックを上記表に纏めています。カーボン含有率は96%と高めでMHと硬めですが、硬さの割にはボヨボヨ感が目立ちシャッキリ感は全くありません。

Mパワーはボヨボヨ過ぎて扱い難い

25ソルティアドバンスS96MHの外装

今回、私が選んだのはショアジギング用の96MHですが、関西圏の防波堤からのショアジギングしか想定しておらず一般的にはMパワーが中心でMHは明らかにオーバーパワーです。ですが敢えてMモデルにしなかったのはMパワーのショアジギング用はボヨボヨ過ぎてキャストが正確に出来ないためです。こんなボヨボヨのロッドでキャストしたら確実に隣の人のラインにクロスし迷惑を掛けてしまいます。

ただ一般のMHよりは柔らかく40~60gのジグに最適で、これが敢えてオーバーパワーのMHを購入した理由になります。

ボヨボヨの原因はハイパワーXが無い事

25ソルティアドバンスS96MHはハイパワーXが無い

この原因としては、おそらくロッド表面をXで巻き上げているハイパワーXが無い事でしょう。もっと柔らかいブレードジギング専用ロッドのグラップラーBBタイプブレードは0番のMLぐらいのパワーですがハイパワーXでロッド表面を締めあげており捻じれ難くキャストや操作時のボヨボヨ感を全く感じません。

21コルトスナイパーBBとの違い

この25ソルティアドバンス ショアジギングの上位機種としては21コルトスナイパーBBとなりますが、大きな違いが前述のハイパワーXであり店頭で触るだけでもボヨボヨ感が少なく扱いやすさが顕著にでます。21コルトスナイパーBBの実売価格が2万前後、25ソルティアドバンス ショアジギングの実売価格が1万前後と倍の差がありますが、これからショアジギングをやり込むなら絶対に21コルトスナイパーBBをお勧めします。

私のように取り合えず釣りが成立したらOKって考えの人は25ソルティアドバンス ショアジギングでも問題無いですがMでなく、あえて硬く重いMHを使うなど価格の差の分だけの制約を負う事になります。

使いやすいルアー

25ソルティアドバンスS96MHに適したルアー

25ソルティアドバンスS96MHに適したルアーは40~60gのジグと120mmクラスのジャークベイトです。割と穂先が硬いので60gまでのジグやミノーのジャーキングにも対応出来ます。

ただロッド自体のボヨボヨ感が強いため60g以上のジグのキャストはブレ易く80gなんて無理です。表記ではMAX80gまで対応可能となっていますが、80gなんて投げたらキャストが定まらず、どこに飛んでいくか分かりません。

グリップは脇に挟む前提

25ソルティアドバンスS96MHに適したルアー
上:25ソルティアドバンスS96MH
下:21グラップラーBB TypeLJ S63-1

25ソルティアドバンスS96MHのグリップは非常に長く60cmを超えますがグリップエンドはライトジギング用の21グラップラーBB TypeLJ S63-1と同じで脇に挟んでロッドを操作するのに適した長さであり、フロントグリップが長い仕様となっています。

操作性とバランス

25ソルティアドバンスS96MHの重心
25ソルティアドバンスS96MHの重心

25ソルティアドバンスS96MHのバランスは非常に悪くグリップ先端から26cmになります。フロントグリップが21グラップラーBB TypeLJ S63-1より10cmほど長い事を考慮するとグリップ先端から36cmとも言えます。

21グラップラーBB LJ S63-1の重心
21グラップラーBB LJ S63-1

なお21グラップラーBB LJ S63-1なら重心はグリップ先端から1cmほどで扱いやすさに優れます。

重めのリールかフロントグリップ持ちを推奨

25ソルティアドバンスS96MHとSWリール

この持ち重り間の軽減のため24セルテートSW6000などSW機の重いリールを組み合わせれば重心は手元に寄せられますが、総重量としては重くなります。

25ソルティアドバンスS96MHの負担が少ない持ち方

4000番のリールで扱うにはフロントグリップを持ち、リアグリップは脇に挟むようにすると持ち重りの負担が軽減されます。

グリップテープで重心を手元に

25ソルティアドバンスS96MHのグリップテープ

なお熱収縮のグリップテープを巻く事でグリップが重くなりロッド全体の重心を手元に寄せる事が出来ます。25ソルティアドバンスS96MHの元々の重心位置はグリップ先端から26cmでしたがグリップテープにて18cmの場所まで変えられます。ロッドの滑り止めにも効果があるので、お勧めのチューニングです。なお25ソルティアドバンスS96MHには35mmのグリップテープが最適でした。

ロッドの曲がり方

実際に負荷をかけ曲げた際の写真です。

左から50g(ジョイクロ)、200g(元祖メタニウムMGL)を吊るした際のロッドの曲がりです。50g負荷では穂先が僅かに曲がる程度で200gまで負荷が掛かると、ようやくティップ全体が曲がります。

続いて500g(PETボトル)、1kg(PETボトル×2)の負荷を掛けた曲がりです。500gまで負荷を掛けると、ようやくベリーまで曲がり1kgの負荷だとバットまで曲がりますが、まだまだ曲がりには余力を残した状態です。

乗り、食い込みの良さ

25ソルティアドバンスS96MHの食い込み

25ソルティアドバンスS96MHの食い込みは良いとは言えず、むしろジグの操作に最適の硬さとなっています。ブレードジギングには少々硬くバイトを弾き易いと思われますのでドラグを緩めにして緩衝材的に使う事をお勧めします。

25ソルティアドバンスS96MHに適したルアー

前述の通り40~60gのジグに加え120mmクラスのミノーのジャーキングまで対応可能です。

25ソルティアドバンスS96MHのジャーキング

なおジャーキングの際には腕への負担軽減のためグリップエンドを脇に挟みフロントグリップを持ちリールリングジャークをすると96の長さでも疲れ難くなります。

フッキング性能

25ソルティアドバンスS96MHのフッキング性能

25ソルティアドバンスS96MHのフッキング性能は非常に良くベリーからバットあたりで硬くなるためフックを貫通させるパワーには全く問題ありません。

キャスト性能

25ソルティアドバンスS96MHのキャスト性能2

25ソルティアドバンスS96MHのキャスト性能について、それなりの飛距離は出ますが私だと60m前後に留まります。

25ソルティアドバンスS96MHのキャスト性能

悩ましいのがハイパワーXが無い事によるキャスト時のブレで、20~40gなら全く問題ありませんが60gを超えるとキャストが定まらず狙った方向以外の場所に飛んで行きがちです。私だと右手でキャストすると狙った場所より更に右方向に飛んで行く傾向にあり、これが80gと重くなると更に酷くなります。

そのため力を入れてのフルキャストがし難く、ふわっと投げるため60mほどしか飛距離は出ず、力を入れてキャストしても上下左右にルアーがブレるので、どこに飛ぶか分からず危険で、とても出来ません。

トルク感とリフティングパワー

25ソルティアドバンスS96MHのリフティングパワー

トルクが高いほど魚が暴れにくくファイト時も寄せやすい傾向にあります。バスロッドですが私のトルク認識は以下の通りです。

5ワールドシャウラ、スコーピオン
4ハートランド
3ブラックレーベル
2ゾディアス
1エクスプライド

25ソルティアドバンスS96MHのリフティングパワーは個人的には4~5ぐらいで、ロッドが重い分、ショアジギングロッドとして十分なパワーを持っていると感じます。写真では600~700gほどの負荷しか掛けていませんが1~2kgの負荷が掛かってもロッドが曲がり対応してくれます。

コスト

25ソルティアドバンスS96MHの最大の利点が圧倒的なコストパフォーマンスで、船がメインでショアからの釣りには殆どい行かないって人でも手を出しやすい価格になっています。

デメリット

ボヨボヨ過ぎてキャストが定まらない

25ソルティアドバンスS96MHのキャスト性能

前述の通り25ソルティアドバンスS96MHはキャスト精度が低く、また飛距離も伸ばしにくい傾向にあります。やはりショアジギングを本格的に始めたい方には21コルトスナイパーBBのようなハイパワーXにてネジレやブレが少ない機種を強くお勧めします。

タックル例の紹介

25ソルティアドバンスS96MHのタックル例

リール:24ツインパワー4000XG

メインライン :モンスターゲーム9 1.5号×150m(PE2号×100mを下巻)

リーダー:8号

25ソルティアドバンスS96MHのタックル例として4000XGのツインパワーを組み合わせてみましたが小型スピニングリールでは少々持ち重り感が酷くフロントグリップを持たないと疲れてしまいます。持っている方は24セルテートSW6000Hのような4000~6000番のSW機を合わせた方がバランスが良く持ちやすいでしょう。

まとめ

25ソルティアドバンスS96MHの使用例

今回、紹介の25ソルティアドバンスS96MHは価格が非常に魅力の入門ロッドでリフティングパワーも問題ありませんが、少々ロッドのブレが酷くキャスト精度には難があります。私のようにショアジギングの頻度が少ない人にはお勧めですが、やり込みたい人にはブレの少ない21コルトスナイパーBB以上の機種を強くお勧めします。

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