【オルトロスPE インプレ】太糸ではトラブルの少ないバス専用PE

オルトロスPEゾーンフィネス

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2026年2月に記事内容を改稿しました。というのも近年のPEの進化は凄まじく、2023年に書いた内容が現状にあってないと感じたためです。

このオルトロスPEは比較的コーティング感の強いPEと感じます。そのためか初期は硬く操作しやすいのですが一定期間使用すると柔らかくなりUP GRADE X8と同等の柔らかさとなるためエアノットなどライントラブルが増加します。また初期が悪くないとは言っても近年の9本撚りPEには及びません。

号数によっても使用感が変わり0.8号以下の細糸では柔らかく感じますが2号以上となると、それなりに硬く、かつ編み込みも密なためかベイトでの使用でも殆ど糸解けがありません。

今回はバス釣りにてベイトPEに最適なオルトロスPEについて紹介します。

なおの個人的評価は以下の通りです。

★5が満点
細さ★★★★★
強度★★★★★
耐久性★★★★★
滑り性★★★★☆
硬さとトラブル耐性★★★★☆
コスト★☆☆☆☆

オルトロスPEの特徴

オルトロスPEゾーンフィネス、ゾーンカバー

オルトロスPEは極細の0.6号以下、0.8~1.5号、2~3号とで名称が微妙に異なります。0.8~1.5号ではゾーンフィネス、2~3号ではゾーンカバーとなります。号数ごとの専用設計となっているようです。

個人的には特に2号以上でのベイトPEに重宝しており、0.8号のスピニング用途では最初は良かったのですが、徐々に使い難さを感じるようになりました。

太さ

0.8号を75m巻いた時のスプール比較です。左がオルトロスPE、右が比較対象は同じ「よつあみ」製のUP GRADEですが糸巻後のスプール径は全く変わりません。同じメーカーという事もあり太さは号数通りで太くも細くもありません。

強度

オルトロスPEの結束強度

0.8号をFGノットで各5回の結束強度を測定した結果です。比較対象はUP GRADEです。

 オルトロスPEUP GRADE
強度7.26kg
16ポンド
7.26kg
16ポンド
平均4.45kg
61%
4.80kg
66%
最大5.00kg
69%
5.50kg
72%
最低4.00kg
55%
5.00kg
62%

強度に関しては僅かにUP GRADEの方が高い結果にありましたが殆ど同じであり、違いを感じるのも難しいレベルと思います。0.8号としては十分な結束強度が出ており実釣でも問題にはなりません。

耐摩耗性

オルトロスPEの耐摩耗性

号重り(35g)を1000番の砥石に吊るし、左右20cmを行き来できた回数を測定(1往復で2回とカウント)しました。計測は5回行い平均、最大、最小の強度を示します。

オルトロスPR
0.8号
UP GRADE X8
0.8号
平均5回3回
最大6回4回
最低4回2回

オルトロスPEはコーティングの影響か若干UP GRADE X8より高い耐摩耗性を発揮しました。ただ、どちらもPEの中での話でありフロロに比べると耐摩耗性は非常に弱い点には要注意です。

耐久性(色落ち、毛羽立ち)

耐久性に関しては最高クラスで全く問題がありません。少々の根ズレやエアノットでの痛みでは高切れは起こさず、また長期使用でも汚れが目立つ程度で毛羽立つ気配すら見えません。リーダーを何度も結び変える内に短くなりラインが足りなくなった際がようやく買い替えのタイミングです。

ただ使用感に関しては割と早期から差が出始めます。コーティングの影響か初期は硬いですが使用する度にコーティングが剥がれるのか柔らかくなります。2号ベイトPEではマシですが、0.8号のスピニングPEでは色も抜けエアノットが頻発するようになります。

滑り性、糸鳴りの少なさと飛距離

顕微鏡による60倍写真での比較です。UP GRADE X8との比較ですがオルトロスPEとは特に差は見られません。

FGノットでの編み数

 オルトロス
PE
UP GRADE
X8
ピッドブル
G5
0.8号25回25回19回
2号17回13回

オルトロスPEは表面が滑らかで滑りは良いPEですがFGノットに関しては標準的なPEと同様の編み込み数で対応出来ています。なお滑りの悪い高比重PEのピッドブルG5では末端まで締め込むために編み込み数を2~3割減らす必要があります。

伸びと感度

オルトロスPEの伸び

PE:7mを2kgで引っ張った際の伸び率の結果です。

オルトロスPE
0.8号
UP GRADE X8
0.8号
伸び8cm8cm
伸び率1.1%1.1%

オルトロスPEの伸びはUP GREDE X8と差がありません。どちらもPEらしく伸びが少なめです。

硬さ

オルトロスPEの硬さ

よつあみ社の他のPEと比較してもオルトロスPEは非常に硬いPEとなります。あくまでPEラインのためフロロやナイロンよりは柔らかいのですが、PEの中では極めて操作がしやすいラインです。

実釣でも糸が緩みにくくUP GRADEとの比較でも糸でルアーを操作しやすくなっています。UP GRADE X8ではラインがたるみシェイクなどの繊細な操作は出来ませんがオルトロスPEであれば糸のたるみは大幅に抑えられます。

ただ、これは初期の性能でコーティングが剥がれるのか、徐々に糸が柔らかくなり特にスピニングではエアノットなどライントラブルが増加します。コーティングが剥がれた後はUP GREDE X8と使用感はかわりません。

また残念ながら比重は通常のPEであるためフロロのようには操作ができません。高比重PEであるピッドブルG5との比較でもオルトロスPEはラインがロッド先端から水面に直線を描き、かつ水面で浮いています。ピッドブルG5はロッド先端からラインが弧を描くように水面に入り、水面で漂うことは有りません

トラブル耐性

ベイトPEへの適正は非常に高いと言えます。柔らかすぎるPEラインではバックラッシュが発生しやすくキャストでのトラブルが頻発しますが、高比重のため適度に硬くカックンとなるバックラッシュはしにくい傾向にあります。あくまでPEのためフロロのように糸が浮きながらもキャストすると即アウトですが、多少の糸浮きであれば、なんとか切り抜けられます。

コスト

非常に性能の高いPEラインですがコストも高めです。汎用価格帯と同等の価格設定ですが100mと一般的なPEの半量しかありません。ただ耐久性も極めて高いためリーダーを何度も結び変え糸が短くなるまで使う事が可能です。

他のPEとの比較

UP GRADEとの比較

UP GRADE
細さ同等
強度同等
耐久性同等
滑り性オルトロスPE
硬さとトラブル耐性オルトロスPE
コストUP GRADE

当初、オルトロスPEの方がバス釣りでは扱い易いと記載していたのですが、今となってはコーティングの影響と考えるようになり、あまり2つの製品に差を感じられなくなりました。と言うのもオルトロスPEは初期は硬く操作しやすいのですが、使うほどに柔らかくなり、最終的には0.8号ではオルトロスPEもUP GRADE X8もエアノットが多発します。

どちらも1号以上の太糸でも扱いやすいPEであり、0.8号など細糸には向いてないと感じます。

ピッドブルG5との比較

ピッドブルG5
細さ同等
強度オルトロスPE
耐久性オルトロスPE
滑り性オルトロスPE
硬さとトラブル耐性ピッドブルG5
コストピッドブルG5

まずオルトロスPEはPEラインの中でも耐久性や滑り性が高いため強度の弱い高比重PEであるピッドブルG5とは比べ物になりません。そのため巻物などキャストを繰り返す釣りでは耐久性が求められるためオルトロスPEの一択です。

その反面ワーム系の釣りには高比重PEのピッドブルG5の圧勝です。フロロと同じ感覚で使用できるためワーム以外にもあらゆるバス向けの用途に使用できます。ピッドブルG5の詳細は別記事で紹介しております。

まとめ

19ヴァンキッシュの使用例

今回紹介のオルトロスPEは

PEの中でも極めてフロロやナイロンに近い操作性

強度や耐久性、糸滑り性も抜群

比重は低いためワームなどには不向き

とPEの中でも特にバス釣りに適した設計になっています。ただ用途問わずに使用したい場合には、やはり高比重PEがお勧めです。ですが特に巻物やパワーフィネス、トップなど強度が必要であったり糸を沈めたくない状況に最適なPEです。

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