この記事は広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
カルカッタコンクエストDCが新しいボディにてリニューアルされました。特に驚いたのが巻き上げパワーで、軽い力で抵抗の強いルアーが楽々と巻き取れてしまいます。これまでは遠心ブレーキの機種とDC機ではDC機の方が巻き上げパワーが劣る印象でしたが、今回の26カルカッタコンクエストDCは大きく改善されています。ボディも小さく握り易くなっており、DCブレーキもトラブルレスに加え更に細かい調整が可能となっています。特にボートから巻物を流す釣りでは非常に使いやすいと感じます。
ただブレーキについては細かい調整は可能となったものの緩めすぎるとバックラッシュしやすい点には注意が必要です。また他のDC機種に比べると軽量ルアーではメタニウムDCに劣り、遠投ではアンタレスDCに劣るため、汎用性は無く、巻きに特化した機種であることを理解した上で使う必要があります。
今回は汎用性は低いものの、巻き上げパワーが強くトラブルレスで、近距離キャストを繰り返す巻物では非常に使い勝手が良い26カルカッタコンクエストDC100を紹介します。
目次
26カルカッタコンクエストDCの特性

今回の26カルカッタコンクエストDCは外装が白っぽい箱になっています。


直近の24カルカッタコンクエストSEや20カルカッタコンクエストDCでは黒い外装が多くなっており、あえて差別化したのかと思われます。
スプール
外観


2カルカッタコンクエストDC100のスプール径は34mmと通常のスプール径で、スプール径が僅かに小さい24カルカッタコンクエストSEの33mm径とは微妙に径が異なります。実測値でも1mm近い差が出ています。


ただ幅については19mmとナロー化されており実測値では21.9mmでした。スペックでは22mm幅、実測値でも25.2mmの16メタニウムに比べ幅狭のスプールです。
重量


26カルカッタコンクエストDCのスプール重量はDCユニットの影響か重めで17.7gとなっており、24カルカッタコンクエストSEの14.1gより3gも重い重量です。


そのため糸巻後の重量も重くフロロ12lb×90mで29.4gもあり、高比重PE2号×75m+FC12lb×20mだと25.0gと多少は軽量化できます。
キャスト性能
26カルカッタコンクエストDCのキャスト性能はDCの安定感はあるものの過度にブレーキが効きすぎないと感じます。というのもブレーキを緩めたり、空気抵抗の大きな軽いルアーではバックラッシュも発生するためです。


まず重めのルアーは全く問題ありません。1/2ozのDゾーンやジータなどはノートラブルでキャスト可能です。


また投げにくいルアーの代名詞のようなワイルドハンチでも全く問題ありませんが、フラットサイドクランクとなると若干、気を使わないとスプールの糸が浮く傾向にあります。


これが5g台まで軽くなると、もうキャストが全然安定せず、空気抵抗の大きなダブルフロップでは糸が浮きやすくスワンプクローラーのネコリグでもキャストが定まりません。カルカッタコンクエストでワームなんて投げるなと言われそうですが、それでも24メタニウムDCなら対応できた軽量ルアーが26カルカッタコンクエストDC100では少々難しいと感じます。
PE設定なら軽量ルアーが快適に

24メタニウムDCの性能が良すぎたのか、思ったほど軽量ルアーのキャスト性能が高くない26カルカッタコンクエストDCですが、PE設定にすることでスプールを軽くでき、トラブル減と共に軽量ルアーのキャスト性能が向上します。これなら空気抵抗が大きく軽いフラットサイドクランクでも全く問題ありません。
なおベイトPE詳細は以下の記事を参照願います。


更に軽いルアーではソウルジャッド58やガストネード72ぐらいならノートラブルでキャストできます。


フロロでは投げ難かったスワンプクローラーのネコリグもPEなら全く問題なくキャスト可能になりますが、さすがに、この辺りが限界で、更に軽いレインズスワンプJrでは全くキャストが定まりませんでした。なのでPE設定でも26カルカッタコンクエストDC100のキャスト可能な重さは5g以上と言えるでしょう。
ブレーキの緩めすぎには要注意

要注意なのがスプールにPEを巻いてスプールを軽量化してもブレーキを緩め過ぎない事です。26カルカッタコンクエストDCは元々のスプールが重い影響かスプールをPEにて軽くしても弱いブレーキ設定では全く安定せず、外部ブレーキが最も弱いL設定では外側のブレーキ力が中間の設定でもバックラッシュが多発します。
細かいサミングがし難い

そんなのサミングで調整しろとキャストの達人からお叱りを受けそうですが、この26カルカッタコンクエストDC100はサミングしにくく、大きく盛り上がったボディに狭いナロースプールが入っているため細かいサミングなんて出来ません。なのでDCブレーキが対応可能は範囲のブレーキ力にて、DCに完全にブレーキは任せたキャストを強くお勧めします。
キャストフィールは良くはない

トラブルの少ない26カルカッタコンクエストDCですが思ったほどキャストフィールは良くありません。重いルアーを遠投するとDC音が激しく唸りアンタレスのような爽快感は感じられません。まぁカルカッタコンクエストは近距離を手返し良く投げるリールですので、遠投でのキャストフィールを求める事自体が間違っているのかもしれません。
剛性感と巻き上げパワーは唯一無二

キャスト性能ではロープロ機に劣る印象の26カルカッタコンクエストDCですが、丸形リールの最大の利点が巻き上げパワーで抵抗の大きなルアーでもスルスルと巻き上げてしまいます。ちなみに今回、私が試したのはハイギアなんですが、それでもノーマルやローギアとの差を感じませんでした。
スプール搭載のベアリングで巻き上げパワーが安定?


この巻き上げトルクの高さにはボディの合成感に加えスプールのベアリングも関係していると感じます。と言うのも24メタニウムDCではスプールにベアリングが搭載されておらず、24メタニウムDCの巻き上げトルクや巻き心地は22メタニウムSEに劣ると感じるからです。
近年のDC機では昨年の25アルデバランDCからスプールにもベアリングが搭載され巻き上げパワーが向上したと感じています。


写真の通り22メタニウムSEではスプールがベアリング4点支持となっており3点の24メタニウムDCよりベアリングによる支持が増えています。

26カルカッタコンクエストDCもベアリングの4点支持となっており、これが巻き上げパワーの強さに貢献していると考えています。21カルカッタコンクエストDCには無かった機構であり、巻き上げパワーが重視されるカルカッタコンクエストでは非常に有難い改良となりました。
ギアは意外に大きくない


意外だったのがギア直径です。意外に大きくなくハイギアモデルでも38.8mmしか無く、22メタニウムSEのノーマルギアは39.5mmもあります。


ただ26リョウガや25アンタレスでも同様の大きさでメタニウムほどは大きくありません。


因みにですが過去モデルの16メタニウムMGL HGでは更にギアが大きいですが巻き上げトルクは22メタニウムSEより低く感じます。なのでギア直径は大きい方が良いですが、それを支えるボディも非常に重要なのだと感じます。
ハイエンド仕様のマイクロモジュールギア


シマノと言えばのマイクロモジュールギアはですが実はハイエンド用と汎用機ではギアの歯の数が異なります。ハイエンドの26カルカッタコンクエストでは歯数が多く、メタニウムなど汎用機に比べ更に巻き心地が上がっています。


これは他のカルカッタコンクエストやアンタレスなどハイエンドでは共通の仕様となっており、汎用機と明らかに差別化されています。
ウォームシャフトにもベアリング搭載


26カルカッタコンクエストDCではウォームシャフトの両端にもベアリングが搭載されており、これも上質な巻き感に貢献しています。

22メタニウムSEは汎用価格帯のためか、残念ながらウォームシャフトは樹脂のブッシュでベアリングは搭載されていません。
シャフトのダブルベアリングも搭載


またシャフトのダブルベアリングも搭載されています。これもメタニウムのような汎用価格帯の機種には無い機構です。
ドラグ音を搭載でファイトが安心


26カルカッタコンクエストDCにはドラグ音も搭載されており大物とのファイトでも安心です。残念ながらシマノのベイトリールではドラグ音はハイエンドかBF機のみの搭載となっており汎用価格帯のメタニウムには有りません。
軽く扱いやすい重量

26カルカッタコンクエストDCの重量はスペックでも実測で237gとシマノの多くの高剛性の機種が頑なに守ってきた220gより、あえて重くした機種となっています。個人的には重くなったことは巻きの安定感に繋がるため丸形リールとしては大歓迎のポイントです。
調整しやすく勝手に目盛りが変わらないブレーキ


26カルカッタコンクエストDCのブレーキ目盛りはボディサイドに凹状に埋め込まれており、操作しやすいだけでなく移動時などでも勝手に目盛りが変わりません。タトゥーラなどボディサイドに直接ブレーキ目盛りが付いた機種だと勝手に目盛りが変わっており移動後の一投目でトラブルが多発します
丸形としてはコンパクトなボディ

左から21ジリオンSV、26カルカッタコンクエストDC100、21アルファスSVです。26カルカッタコンクエストDCは丸形リールとしては非常にコンパクトですがロープロ機と比べるとボディの高さは目立ちます。巷では小さくなって扱いやすくなったとは言われていますが、あくまで丸形リールの中ではとの認識が必要です。
コスト
22メタニウムSEは非常に高い性能を持ちながら価格にも優れており、特に複数台リールが必要な人には欠かせないリールです。所有している人が多いのも納得のリールです。
デメリット
バックラッシュ対策にはブレーキを緩め過ぎないかサミングが必要

DCにてトラブルは少ない機種ではありますがブレーキを中間より下に緩めると個人的には糸浮きやバックラッシュが発生しやすいと感じます。キャストを安定させるには内側のブレーキをM以下に下げるのはお勧めしません。

加えて26カルカッタコンクエストDCはボディの体高が高くスプール幅も狭いため細かいサミングは出来ません。個人的にはDCブレーキに全て任せるのが一番と感じます。
遠心ブレーキの爽快感が少ない

26カルカッタコンクエストDCでは丸形リールのためかロープロ機のようなキャストの爽快感は感じ難いです。決して飛距離が出ない訳ではないのですが、遠投メインで使用される方はアンタレスの方が適していると思います。
及ばなかったのですが24スティーズは改善してきました。そのため24スティーズはメタニウムの上位互換と感じます。ただ価格も倍近いため、財布や必要なリールの台数を考えた上で選ぶのをオススメします。
ナロースプールによる目減り
ナロースプールで忘れてはいけないデメリットがスプールの目減りです。16lbをスプールエッジまで90m巻き40m糸を出した前後の写真を載せます。


19mm幅ナロースプールの26カルカッタコンクエストDCですが目減りは大きく4mmほどスプールが目減りします。このため巻き感の変化が激しくキャスト直後と回収直前では巻き速度を大きく変える必要があります。このため巻物にて均一なスピードで巻くのには相当な慣れが必要となります。


なお34mm径×24mm幅の21ジリオンSV TWでは目減りが少なく2~3mm程度に抑えられます。
スタードラグは旧型で分解しにくい


近年では22メタニウムSEのようにスタードラグの穴が〇形状に改良されており分解後の組み立てがしやすくなっています。ただ26カルカッタコンクエストDCではスタードラグが旧型の穴が▢形状のため、分解後の組立時にシャフトへの取り付けが面倒です。
他のリールとの比較
カルカッタコンクエスト100との比較
遠心ブレーキの通常のカルカッタコンクエストとの比較では個人的にはDC版の26カルカッタコンクエストDCを強くお勧めします。今までのDC機は、その元となった遠心版の機種に比べスプールにベアリングが搭載されていない事が多く、巻き感や巻き上げパワーが落ちると感じていました。ですが今回の26カルカッタコンクエストDCはDC機ですがスプールにベアリングがあるためか巻き上げパワーも遠心版と変わらず、DCブレーキにてキャストの安定性が高いため、正直に言って遠心版の上位互換と感じています。お金に余裕がある限りはDC版を購入することを強くお勧めします。
26リョウガとの比較
当ブログでは何度かお伝えしていますがリョウガとカルカッタコンクエストでは巻物の種類が異なると考えています。カルカッタコンクエストはナロースプールが搭載されているため近距離キャストをボートから繰り返す釣りに適していますが、その反面、スプール目減りの影響は避けられずフラットを一定速で巻く釣りには適していません。
一方でリョウガは通常幅のスプールのため近距離キャストのレスポンスは劣りますが、スプール目減りが少なく一定速度でルアーを巻きやすいリールとなっています。個人的には近距離キャストに特化したのがカルカッタコンクエスト、汎用性が高いのがリョウガと考えています。
まとめ

今回紹介の26カルカッタコンクエストDC100はDCのトラブルレス性能に加え丸形リールならではの巻きの滑らかさと巻き上げパワーが魅力の機種です。特に巻き上げパワーに関しては現状のベイトリールの中でも最高クラスで、これ人気出るだろうなぁとしか思えません。
その一方で同じDC機での比較ではメタニウムにはキャスト性能は若干劣り、遠投ではアンタレスには勝てないと感じます。そのため近距離をテンポ良くキャストし続ける巻きの釣りでの使用をオススメします。




