【25タトゥーラTW 200 インプレ】へビーバーサタイルの最高性能

25タトゥーラTW200の使用例

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キープキャストも終了し、もうダイワの新製品に隠し球は無いと思った中に発表されたタトゥーラTW200には驚いた人も多かったかと思います。発表当初から反響が非常に大きかったリールとも感じます。

その理由としては大きさで、ビックベイトや大型魚にも対抗できるリールでありながら大きすぎないボディと重すぎない重量のため、コンパクトリールには劣るものの、十分ビックベイトを操作できるサイズ感に収まっています。価格以上の剛性感に加えボディが大きいためか巻き上げトルクに関しては非常に高く抵抗の大きなルアーも楽々巻き取れます。またキャストの安定感もSV BOOST以上に高いと感じ、遠投性能も高い上にPE設定であれば多少投げ難いルアーでもノートラブルで扱えます。

ここまで25タトゥーラTW200をベタ褒めしてきましたが難点もあって、安価帯のリールのためか巻き心地などについては上位機種には明確に劣り、21アルファスSV TWにも及ばないと感じます。また最大の難点がキャスト時の音で、スプールにベアリングが無いためかノイズが酷く重量級ルアーを投げるとスプールが唸ります

今回は安価帯リールのため精度が低い点は多いものの、コスパに優れ巻き上げトルクも高く重量級リールとしては操作性の高い25タトゥーラTW200を紹介します。個人的な評価は以下の通りです

★5が満点
キャスト性能(7g)★★★☆☆
キャスト性能(10g)★★★★☆
キャスト性能(14g)★★★★★
キャスト性能(21g以上)★★★★★
ライントラブル耐性★★★★★
剛性感★★★★☆
巻物適正★★★★☆
コストメリット★★★★★

25タトゥーラTW 200の特性

25タトゥーラTW200の箱出し

外観はタトゥーラの特徴を踏襲しており黒いボディに蜘蛛のマークとなっています。

スプール

スプール外観

スプールは38mm径×24mm幅と通常のスプール設定です。34mm径のSV BOOSTとの比較でも一回り大きなスプールになっています。

スプール幅に関しては24mmとなっており従来通りです。実測値でも25.1mmと21ジリオンSV TWと差は有りませんでした。

なおシャフトレス構造で無いためかスプールのベアリングもありません。

またブレーキ構造は固定になっておりBOOSTのような金属スペーサーはありません。

スプール重量

スプール重量は想像以上に重く23.5gとなっています。34mm径の24タトゥーラTW100より重いのは想定どおりですが、まさか10g増とは予想外です。既に糸巻き後のような重量です。

糸巻後の重量でも元々のスプール重量が重くPE2号200m+FC16lb×10mで35.5gとなっており軽量ルアーのキャストには絶望的な数量です。なお24タトゥーラTW100では高比重PE2号×100m+FC14lb×20mの設定では23.9gであり、もともとのスプール重量の重さが糸巻き後にも響いています。

巻くラインはPE一択かと

25タトゥーラTW200のような大型魚を対象としたリールに関してはベイトであっても、もはや巻くラインはPE一択かと思います。というのもフロロやナイロンのモノフィラメントラインでは20lb以上を使うと遠投性能が著しく落ち、せっかくのリールの性能が台無しになるためです。逆に20lb使うなら近距離の10~20m以内でしか使わないですよね。ならリーダー10〜20mのPEの方がコスパも高く遠投性能も犠牲になりません。

初心者でも対応可能なベイトPEの導入法を上記リンクに載せておきます。リーダーを10~30mにすることで近距離キャストの操作感はモノフィラメントのままで、遠投性能と軽量ルアーのキャスト性能が劇的に向上します。コスパも抜群です。

またベイト用のPEとしては最近ではマックスパワーPE X9が扱いやすい上にコスト面でもお勧めです。25タトゥーラTW200なら、とりあえずは3号PEをお勧めしますが糸巻き量を確保したければ2号でも問題ありません。

アンタレスに匹敵するキャスト性能

25タトゥーラTW200で衝撃的だったのがキャスト性能です。マグネットが固定のため、そんなに飛距離は出ないと思っていたのですが、大口径スプールと大型TWSの恩恵か25アンタレスにも全く劣らない飛距離がでます。

25タトゥーラTW200のキャスト性能

遠投性能だけでなく近距離キャストでも快適で固定マグの安定感のためか空気抵抗の大きなスピナーベイトもノーサミングでキャストできるほどでした。

これはPEセッティングの恩恵と思いますが重量の軽いワイルドハンチやHPFクランクspec2の固定重心モデルでも爆風の中でもキャスト可能でした。少々軽いルアーも扱いたい人でもPEであれば問題ありません。

ここまでの内容だと軽量ルアーに特化した性能のように見えますが、ビックベイトもブレーキ設定も何も変えず快適にキャスト可能です。

25タトゥーラTW200の使用例2

大型TWSがPEでも快適

この大型のTWSは飛距離向上だけでなくスプール巻き取り時の引っかかりも抑制してくれます。従来のTWSは巻き取り口が狭くPEだと結束部分が偶に引っかかる事がありましたが25タトゥーラTW200では口が広くノーストレスでPEを扱えます。

圧倒的な巻き上げトルク

25タトゥーラTW200の巻き上げトルク

25タトゥーラTW200で更に驚いているのが巻き上げトルクです。大型ボディとロングハンドルの恩恵なのか巻き抵抗が異常に大きなジータでもハイギアにも関わらず楽々と巻き取れます。21ジリオンSV TWとは比較にならない巻き上げトルクです。

大型リールの中では扱いやすい重量

25タトゥーラTW200の重量

25タトゥーラTW200の重量は220gとアンタレスやバンタムぐらいの重さしかありません。そのためビックベイトなど操作が必要な釣りでも問題無く扱えます。

ボディは大きいが丸形より握りやすい

25タトゥーラTW200の大きさ比較

左から20カルカッタコンクエストDC201、25タトゥーラTW200、21ジリオンSV TWです。25タトゥーラTW200はボディの高さも前後の長さも21ジリオンSV TW以上ですがボディの高さに関しては20カルカッタコンクエストDC201以下であり丸形よりは握り易い仕様です。この辺りもビックベイト機としての扱いやすさに繋がっています。

コルトパフォーマンスは最高

これだけ大きなボディのリールですがタトゥーラの魅力である価格は維持しており、ビックベイト入門機としては最も手を出しやすい価格となっています。

デメリット

ロングキャストではスプールが唸る

25タトゥーラTW200のキャスト性能

タトゥーラシリーズはスプールのギアボックス側にベアリングが無くスプールシャフトでスプール両端を制御しているようですが、この影響かスプールが高回転した際、具体的に言うと遠投の際に激しくスプールが唸ります。Xインスタにキャスト時の動画を載せているため参考にしてみて下さい。この点については慣れるしかありません。

ブレーキ目盛りが勝手に変わる

非常に残念な点ですがタトゥーラシリーズはブレーキダイヤルがサイドカバーに露出しておりロッドを複数束ねた際などに勝手に目盛りが変わります。そのため移動後などにトラブルが発生しやすくキャスト前には確認する必要があります。

TWSがハードベイトの針に当たる

25タトゥーラTW200はTWSがフックに干渉する

25タトゥーラTW200はTWSが大きく他のTWS機よりもフックが干渉しやすいため要注意です。

ダイワのTWS搭載機はライン放出口が上下に動くため、リールにフックを引っかけると針先が当たり傷やフックが鈍る原因になります。私はジーニアスプロダクトのフックキーパーを使うことで防止しています。

25タトゥーラTW200のネジは要注意

ただ要注意なのが25タトゥーラTW200は大型魚を想定しているためかネジ止めの固着剤が異様なまでに強く普通のドライバーではネジを緩められずネジ穴が壊れる可能性があります。そんなに高い買い物ではないので、メーカー修理を依頼するハメになる前に精密ドライバーの導入を強くお勧めします。

まとめ

25タトゥーラTW200の使用例2

今回紹介の25タトゥーラTW200は

14g以上を中心にPEであれば10g前後までノートラブルでキャスト可能

重量級リールの中では軽量で操作性が高く巻き上げトルクも強い

キャスト時のノイズは大きいため我慢が必要

となっておりビックベイト用や大型魚を狙うリール入門としては、これ以上ないほどのスペックとなっています。控えめなコストにも関わらず性能面については期待以上となっているため、安価帯のリールは好みでない方でも満足いくリールです。

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