【22アルデバラン BFS インプレ】130gの超軽量で操作性抜群、2gのルアーも快適にピッチング可能

22アルデバランBFS使用例2

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ベイトでの軽量ルアーについてはダイワが先行し積極的に取り組んでいる市場ですが、シマノもマグネットブレーキの採用など競争が激化しています。その中で29mmの新型スプールを搭載した22アルデバランBFSは2gのルアーもキャスト可能な29mm径スプールと更に進化を研げました。重量も130gと非常に軽く1~2フィンガーグリップでのシェイクでも全く疲れません。加えて重量が軽いにも関わらずドラグ音も搭載されておりベイトフィネスで必要な性能が全て詰まっています。

ただ余りにブレーキがピーキー過ぎてライントラブル耐性に関してはダイワには一歩劣ると感じています。スティーズAIR TWやアルファスAIR TWでは1~2gでもトラブル無くキャスト可能ですが、22アルデバランBFSではバックラッシュが多発します。ですが近距離のピッチングや、4~5gのルアーであれば快適にキャスト可能のためベイトフィネス用途では十分使用可能です。今回は最高級の性能がミドルクラスの価格で味わえる22アルデバランBFSを紹介します。

個人的な評価は以下の通りです

★5が満点
キャスト性能(3g)★★★☆☆
キャスト性能(5g)★★★★★
キャスト性能(7g)★★★★★
キャスト性能(10g以上)★★★☆☆
剛性感★★★★☆
自重の軽さ★★★★★
ライントラブル耐性★★☆☆☆
コストメリット★★★★☆

22アルデバラン BFSの特性

22アルデバランBFS箱出し

前回のアルデバランBFSの銀色とは異なりアルデバランMGLのように青み掛かった色となっています。

スプール

スプール径は29mm×19mmと径はシマノの中で最小、また幅もナロー設計となっています。22アルデバランBFS(左)とSLX BFS(右)とでスプールを比較してみました。

22アルデバランBFSとSLX BFSのスプール径比較
左:22アルデバランBFS、右:32mm径
22アルデバランBFSとSLX BFSのスプール幅比較
左:22アルデバランBFS、右:21mm幅

写真の通りではありますがスプール径も幅も明らかに従来のBFS機より小さくなっています。

スプール重量も僅か6.6gと極めて軽く、20スティーズAIR TWよりも軽量となっています。

糸巻後の重量はフロロ10ポンド×30mで9.8g、高比重PE1号×30m+フロロ10ポンド×10mで8.8gとベイトフィネスの中でも最軽量となっています。

キャスト性能

29mmスプールの効果は非常に大きく、普段はスピニングで使用しているルアーも簡単にキャスト可能です。2gのルアーでもキャストできました。ですが正直に言って投げやすいのは4~5gのルアーです。というのも2~3gのキャストではバックラッシュが多発するためです。

22アルデバランBFSのブレーキは非常にピーキーで扱いに難があります。スプール重量を落とすためPE設定でも試しましたが対応しきれませんでした。ダイワの20スティーズAIR TWや20アルファスAIR TWの方が扱いやすさは数段上です。キャストだけで言えばダイワを強く推奨します。

ピッチング専用機としては優秀

フィッシングショーにてメーカー開発者の方に開発経緯を伺ったのですが、どうもピッチング中心で開発されたようです。確かにピッチングでは低弾道で決まりますしトラブルもありません。なお23カルカッタコンクエストBFSはキャスト中心でブレーキ設定を煮詰めたとの事でした。

シマノらしい剛性感

自重も軽いため期待していなかった点ですが、シマノの名にふさわしい剛性感です。この軽さでありながら20メタニウムと変わらない剛性感と巻き心地です。

ただ更に驚いたのがボディを固定するビスの数。普通なら3点で止めることが多いのですが、22アルデバランは5点とガチガチのテーピング並みに固定されています。まず裏側には4か所のビスが見られます。

22アルデバランBFSの剛性1

続いて表面にも1本のビスがあります。これが軽量でも剛性を高めている理由なのでしょう。

22アルデバランBFSのビス表面

インフィニティドライブ搭載?

メーカーWEBサイトでは全くPRされていませんが、インフィニティドライブの機構と同様にスプールにベアリングが搭載されています。

スプールにベアリングが1点追加するインフィニティドライブ機構は21カルカッタコンクエストや22バンタムから採用されています。なおハイエンドの21アンタレスDCであっても搭載されていない新しい機構です。

このベアリングの追加によりスプールの両端とピニオンギア両端の計4点のベアリング支持となりました。従来のシマノ製ベイトリールでは計3点での支持とピニオンギアとスプール接合部のベアリングが共用となってます。

この効果もあってかベイトフィネスリールの中では20スティーズAIR TWを超える最高クラスの剛性感巻き心地になっています。

圧倒的な軽さ

22アルデバランBFSの重量

130gという自重は操作を伴うベイトフィネスの釣りでは圧倒的な利点となります。3フィンガーグリップであればタックル全体の重心で操作できるため重さは気になりません。

ですがシェイクが多くなるベイトフィネスでは1フィンガー~2フィンガーグリップを多用するため、重量の差が大きく感じられます。22アルデバランBFSはこの点において圧倒的な優位性を持っているのは間違いありません。

22アルデバランBFSギア軽量化

各パーツの軽量化が図られており、ギアボックスを開くと徹底的に肉抜きされたギアが見えます。

ドラグ音で安心ファイトが可能

ベイトフィネスに巻くラインは太くても10ポンド、ボートなどでは6~8ポンドが主流でのためゴリ巻きは全くできず、ドラグを効かせながらのやり取りが必須です。そのため22アルデバランBFSにはドラグ音が搭載されており安心したファイトが可能です。ダイワの20スティーズAIR TWや重量の重い20アルファスAIR TWにさえ残念ながらドラグ音は無くファイト中には不安になります。

繊細かつ抜けにくいグリップ

22アルデバランBFSのグリップ

19ヴァンキッシュのグリップも同様ですが、シマノの薄型かつ大きくテーパーが付いたグリップは繊細な要さが可能であり、スッポ抜けもしにくいため優秀です。比較対象にダイワのグリップを並べましたが、テーパーが弱くスッポ抜けしやすいため、個人的にはシマノのグリップが好みです。

コストメリット

重量面ではベイトフィネスの最高峰スティーズAIRに並ぶ22アルデバランBFSですが価格は中価格帯に抑えられております。キャストの安定性ではダイワに劣るものの、フロロ通しでの設定であればコストを抑えながら最高峰の性能を入手できます。

デメリット

ブレーキ設定がピーキー

22アルデバランBFSですがブレーキ設定が4以下になるとバックラッシュの嵐でキャストではとても使えません。ピッチングで打つ分には問題ありませんが、キャストとなると糸が浮きます。対策のためブレーキを強めるか、メカニカルを締める必要があるのですが、この影響で3g以下のルアーは飛距離が大きく落ち、ピッチングでも軌道が定まりません。これはPEセッティングでも同様でした。キャストに自信のない方にはダイワのAIR系統を強くお勧めします。

ブレーキダイヤル位置は不満

22アルデバランBFSブレーキダイヤル

シマノには珍しく、完全に剥き出しのブレーキダイヤルですが、個人的には全く好きになれないデザインです。理由は明確で、ロッドを束ねた際、勝手にブレーキダイヤルのメモリが変わるため。そのため移動した後の一投目でキャストが決まらず、都度、ブレーキメモリの確認に時間が取られます。前作は対策していただけに非常に残念な点です。

ダイワのようなカチャカチャ音発生

ルアー回収時などハンドルを早く回した際にダイワのようなカチャカチャ音が発生します。スプールを外しても音がするので、恐らくギアボックス内のベアリングが固定されていないのだと思われます。

マイクロモジュールのグリス切れ

22アルデバランBFSに限らずですが、シマノのマイクロモジュールギアはグリス切れが早くゴリ感が早く来ます。19アンタレスとの比較ではギアの歯が大きいため、まだマシとは思われますが、毎週末の使用頻度だと半年でグリスが切れ始め一年は持ちません。個人的にはサードパーティーのグリスを使用し対応しているためグリス切れ頻度は抑えられていますが、メンテナンス頻度はダイワに比べると増加します。

想定される釣り

ベイトフィネスのルアー

スピニングで扱うルアーは何でも対応可能ですが、利点は重量の軽さ、難点はバックラッシュのため、これを最大限生かせるのが近距離のピッチング専用機です。10m以内のピッチングを繰り返す釣りであれば自重の軽さが負担を大きく軽減しキャストでのバックラッシュも問題になりません。また小型プラグであれば大半が5g前後となるためキャストでもトラブルは殆ど発生しません。

他のリールとの比較

20スティーズAIR TWとの比較

20スティーズAIR_PE設定
キャスト性能(3g)20スティーズAIR
キャスト性能(5g)同等
キャスト性能(7g)同等
キャスト性能(10g以上)22アルデバランBFS
剛性感22アルデバランBFS
自重の軽さ同等
ライントラブル耐性20スティーズAIR
コストメリット22アルデバランBFS

20スティーズAIRと22アルデバランBFSの共通点としてはレーシング向けの軽量特化リールでありバーサタイル用途には不向きであることです。いずれも130g台と非常に軽く、4~6ポンドラインでボートから近距離キャストを繰り返す状況には最適です。その一方で、8~10ポンドラインの釣りに適しているとは言えず、おかっぱりで足元までバスを引き寄せる釣りには不向きです。

キャストに関してはいずれも2gルアーでも可能ですが両機種ともピーキーでバックラッシュしやすい傾向にあります。ただしライントラブル対策の面で言えば20スティーズAIRの圧勝であり、軽量ルアーのキャスト性能のみで言えば20スティーズAIR TWに間違いありません。20スティーズAIR TWの詳細は別記事で紹介しております。

ただ20スティーズAIR TWは非常に高価で、コストメリットでは22アルデバランBFSが有利です。22アルデバランBFSは軽量にも関わらず剛性が非常に高くドラグ音も付いているため多少、強引なファイトにも対応可能です。近距離用途が大半でキャストよりピッチングが中心の場合には全く困りません。

20アルファスAIR TWとの比較

20アルファスAIR TW使用例

現在、市販されているベイトフィネスリールで28mm径はスティーズAIR、22アルデバランBFS、20アルファスAIRのみとなっています。価格が全く異なるスティーズAIRとの比較は酷なので、価格帯が近い20アルファスAIRとの比較してみます。

キャスト性能(3g)20アルファスAIR
キャスト性能(5g)同等
キャスト性能(7g)同等
キャスト性能(10g以上)22アルデバランBFS
剛性感22アルデバランBFS
重量の軽さ22アルデバランBFS
ライントラブル耐性20アルファスAIR
コストメリット20アルファスAIR

20アルファスAIRと22アルデバランBFSの決定的な違いはライントラブル耐性と重量なります。いずれも20mm台の小口径スプールで立ち上がりは抜群ですが、22アルデバランは糸が浮きやすく、バックラッシュしやすい特性となっています。対策としてメカニカルやブレーキを強める必要がありますが、これが軽量ルアーでは大きな足かせになり3g以下のルアーは狙った場所にキャストが決まりません。そのためライントラブル耐性だけでなく、3gあたりのルアーも20アルファスAIRの方が快適に投げられます。20アルファスAIRの詳細は別記事で紹介しております。

一方、22アルデバランBFSの長所は自重の軽さと剛性感で、20アルファスAIRより軽いにも関わらず剛性感はむしろ上です。この重量の軽さはベイトフィネスで1フィンガーや2フィンガーでアクションする上で圧倒的なメリットです。ボートなどでピッチングしかしない場合であれば22アルデバランBFSのバックラッシュも問題になりにくいため出番は増えるでしょう。

まとめ

22アルデバランBFS使用例

今回紹介の22アルデバランBFSはベイトフィネスとして高い性能を誇っており、特徴としては

圧倒的な軽さで軽快に操作可能

剛性が高くドラグ音もあり安心のファイトが可能

2~3gのルアーもキャスト可能だがバックラッシュには注意

となっております。キャストを多用する場面ではダイワのAIR系リールの方が安定しますが、ピッチングで近距離を打ち続ける釣りには最適です。これが20スティーズAIR TWの半額近い価格で入手できますので、タックル数が多い方にお勧めの一台となっております。

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