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Bカスタムの陰に隠れて存在感の薄い存在ですが、個人的には、より多くのフィールドに適していると思うのがミニブロスです。強調しておきたいのが決して子バス釣り向けのスピナーベイトという訳ではなくBカスタムに比べ小さいだけで、むしろ普通のスピナーベイトとなっています。
ただBカスタム譲りの極太ワイヤーと振動感の少ないブレードによるクリア適正は健在です。ヘッド部分にて水を押すため中層をただ巻きするだけで活性の高いバスを寄せてバイトさせることが可能です。またオリジナルのBカスタムよりサイズ感がコンパクトなためバイトが多いのも特徴です。
しかしながらBカスタムで苦手であった濁りへの対応力はミニブロスでも弱く、濁りが強い状況ではクリスタルSやDゾーンにはかないません。
今回はBカスタムのクリア対応力を残したまま、よりバイト数が多いミニブロスについて紹介します。個人的な評価は以下の通りです。
★5ヶが満点 | |
アピール | ★☆☆☆☆ |
低速対応 | ★★★☆☆ |
根掛回避性 | ★★★★☆ |
バイト誘発率 | ★★★☆☆ |
目次
ミニブロスの特徴
アピール
![ミニブロスの小型サイズ対比14g](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/cd8f04850cf0d2b2fb65a042d80d4a44.jpg)
![ミニブロスの通常サイズ対比14g](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/image.jpeg)
ミニブロスはミニとの表記から小型スピナーベイトと思われがちですが、実際にはハイピッチャーとハイピッチャーMAXとの間ぐらいの大きさでビーブルと同じサイズ感です。オリジナルのBカスタムが大きすぎるため、そのミニサイズと言ってもセミコンパクトという表現が妥当かと思います。。
![ミニブロスのブレード](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/66f9558e16cdfda02ec7ae54b2246237.jpg)
ミニブロスのブレードはBカスタム同様にある程度の厚みがありハイピッチャーほどレスポンスはよくありませんが、ディーパーレンジのような、ある程度の水押しも兼ね備えています。ただ後述の通りワイヤー径が非常に太いため振動感が極めて弱く濁った場所でのアピールは全く期待できません。が、サイズ感からの魚を呼び寄せるパワーが強いスピナーベイトです
低速対応
![ミニブロスのスピード](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/f4553cdc78fd5af99b81393df5a1169b.jpg)
ミニブロスは前述の通りセミコンパクトのサイズ感であるため水の抵抗を比較的大きく受ける形状となっています。
![ミニブロスのヘッド](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/3eed6f3b416432d68dbd76c17196f326.jpg)
またヘッドもBカスタムほどではありませんが水の抵抗を受けやすい大きめの形状となっており、ワイヤーとヘッドの双方で水の抵抗を受けるため以外に引き抵抗があります。そのためミニブロスもBカスタム同様、レギュラーリトリーブで中層を巻いて活性の高い魚を食いあげさせるのが得意です。別に早巻きでも釣れないことは有りませんが、ブレードのレスポンスは良くなく振動感も弱いためスローロールは苦手です。
根掛回避性
![ミニブロスのフック](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/58290a508aa4646f1f429d8464f9348c.jpg)
ミニブロスはフックも大きすぎないため頑丈なワイヤーによってガードされており根掛かり回避性は悪くありません。
![ミニブロスのワイヤー径](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/7d607df929499ce783aa7f36528366fa.jpg)
![ハイピッチャーのワイヤー径実測値](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/65d914254f456911222a4af9987dd584.jpg)
![Bカスタムのワイヤー径実測値](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/03771573a23453d3c8a4dfe1a4f8b03f-976x1024.jpg)
![ハイピッチャーMAXのワイヤー径実測値](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/3f0a7382f380a2333d3c451f6cb19b95.jpg)
ワイヤー径はBカスタムより細いものの、ハイピッチャーより明らかに太くハイピッチャーMAXと同じ0.9mmでした。このためワイヤーによるガード力は高く回避性能は悪くありません。Bカスタムほどヘッドも大きすぎないため岩に挟まるケースも抑えれれています。
釣果と良型率
ミニブロスの釣果は悪くは有りませんがハイピッチャーより僅かに大きなボディサイズのためか割と良型を釣れてきてくれます。クリスタルSやBカスタムのように特大サイズを狙って釣る感じではなく、30以上の個体が対象といった感じです。
まとめ
![ミニブロス表](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/25f85a995d4927bb8dbabb7d86751e87.jpg)
![ミニブロス裏](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/04/cfe7fa5468e8af506567d1a0d61bd756.jpg)
今回紹介のミニブロスは
・Bカスタム譲りのクリア状況が得意でBカスタムよりバイトが多い
・レギュラーリトリーブでのただ巻きで高活性の個体を選んで釣れる
・濁った状況は荷が出でクリスタルSやDゾーンの出番
と琵琶湖専用のBカスタムに対し、一般的なフィールドでも使いやすいスピナーベイトとなっています。クリア状況に強いスピナーベイトは多くは無いため一つはタックルボックスに入れておくのがお勧めです。
最近知ったのですが、とてもよく見ています。 特にルアーについてのレビューは共感できる部分がとても多いです。 オリジナルとディファレンジに関する文章はとてもよく読ませていただいた。 似たようなラインナップのウィンドレンジについてのレビューもあればいいと思います!!
ありがたいお言葉で恐縮です。もっとルアー記事を増やす予定なのですが、なかなか時間がとれておらず更新頻度が低く申し訳ありません。1ルアーの理解には少なくとも1シーズンの使い込みが必要でして…気長にお待ち頂けますと幸いです。