【ソラローム ポリアミドプラス インプレ】吸水が難点も適度な伸びと強度のナイロン

ソラロームポリアミドプラス

記事内に広告を含みます

この記事は広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

あまり悪い評価をするのは好きでは無いのですが個人的に少々残念なのがソラロームのポリアミドプラスです。適度な伸びで扱いやすく、結束強度も悪くは有りません。ただ最大の難点が糸自体の吸水です。初めの数投は問題無いのですが、キャストを繰り返すと吸水し糸自体の抵抗が増えます。キャストの際にもガイドでの抵抗も増え、巻取り時にも引っ掛かり感を感じ、糸自体の色も吸水で変わるほどです。釣行後に乾燥させれば元には戻り耐久性も悪くは有りませんが、実釣時の吸水による使用感の変化を許せるか否かがポイントです。

なお使用感としてはGTRとマシンガンキャストの中間であり、GTRほど伸びませんがマシンガンキャストよりは伸びるためナイロンらしい使用感が残っています。そのため巻物での乗りの良さと操作感のバランスが絶妙でフロロリミテッドに近い操作感です。

今回は吸水の悪影響にて使用感が著しく変化するものの強度や操作感は良好なソラローム ポリアミドプラスを紹介します。

なお個人的評価は以下の通りです。

★5が満点
細さ★★★★★
強度★★★☆☆
耐久性★★★★☆
伸び難さ(感度)★★★☆☆
柔らかさ★★★☆☆
コスト★★★☆☆

ソラローム ポリアミドプラスの特徴

吸水による使用感の変化には注意

ソラロームポリアミドプラス_吸水時
吸水前←:→吸水後

ポリアミドプラスで最も悩ましいのは吸水による使用感の変化です。数投しただけの状態にてキャストした10mほどを右側に寄せて巻き取った写真ですが、明らかに色が変化しています。この影響で吸水後は使用感が大きく変化し、キャスト時や巻き取り時に糸の抵抗を大きく感じます。乾燥すれば元通りになりますが、購入に際しては吸水による使用感の変化にあらかじめ注意が必要です。

細さ

ソラロームポリアミドプラスの細さ

ポリアミドプラスの細さに関してはフロロリミテッドと同等で12ポンド=3号といった表記通りの強度となっています。

ポリアミドプラスフロロリミテッド
6lb0.2050.205
8lb0.2350.235
10lb0.2600.260
12lb0.2850.285
14lb0.3100.310
16lb0.3300.330
20lb0.3700.370
単位:mm

強度

ソラロームポリアミドプラスの結束強度

14ポンドを完全結び(漁師ノット)とパロマーノットで各10回結束強度を測定しました。比較対象はフロロリミテッドです。なお結束は条件を一定にするため一切糸を湿らせず行っており、パロマーノットのみ結束時に余り糸を捨て糸側に引いて試験しています。他のノットで余り糸を捨て糸側に引っ張らないのは、パロマーノット以外では余り糸は本線側にしか引っ張れないのが理由です。

まずは完全結びの結果です。

完全
結び
ポリアミドプラスフロロリミテッド
表記
強度
6,35kg
14lb
6,35kg
14lb
平均2.69kg
42%
4.55kg
72%
最大3.00kg
47%
5.00kg
79%
最低2.50kg
39%
4.25kg
67%
完全結びでの結束強度

ナイロンはフロロに比べ結束強度が低い傾向にありポリアミドプラスでも同様の傾向が見られました。がナイロンラインの中では結束強度は普通でマシンガンキャストの平均43%と同等です。ただGTRの平均55%、オルトロスDU-Sの62%には劣ります。

続いてパロマーノットの結果です。

パロ
マー
ポリアミドプラスフロロリミテッド
表記
強度
6,35kg
14lb
6,35kg
14lb
平均4.89kg
77%
4.95kg
78%
最大5.30kg
83%
5.25kg
83%
最低4.25kg
67%
4.75kg
75%
パロマーでの結束強度

一方でパロマーノットはラインの性質に関わらず強度が7割近く出るノットです。そのためナイロンで結束強度が出にくいポリアミドプラスでも7割程度の強度が出せています。ポリアミドプラスに限った話ではありませんがナイロンは結束強度が低い傾向があるためパロマーノットを強く推奨します。

耐久性

ポリアミドプラスの耐久性は悪くは無く週2回の釣行で1ヶ月は持つレベルです。リニューアルで大幅に耐久性が改善されたマシンガンキャスト程の耐久性はありませんが、GTR ULTRAよりは高いと感じます。1ヶ月の使用でも大幅な劣化は見られません。

120倍拡大での比較でも糸の表面の傷は少なく感じます。

比較対象としてGTR ULTRAの120倍拡大写真を載せますが、柔らかいGTR ULTRAは大きな傷が入りやすい傾向にあります。

伸び難さと感度

ソラロームポリアミドプラスの伸び

2mのラインを2kgの力で引っ張り、その際に伸びた距離から伸び率を測定しています。伸び率の%表記だけでは差が分かりにくいので、あえて実測値も掲載しています。

ポリアミドプラスフロロリミテッド
表記強度 14lb14lb
線径0.310mm0.310mm
伸び21cm22cm
伸び率11%11%
 GTR ULTRAマシンガンキャスト
表記強度20lb14lb
線径0.370mm0.310mm
伸び26m17cm
伸び率13%9%

ポリアミドプラスの伸び率は11%とナイロンとしては低めでフロロリミテッドと同等です。一般的なナイロンではGTRの様に伸びる傾向にありますが、マシンガンキャストのような低伸度ラインとはなっていません。

柔らかさ

ソラロームポリアミドプラスの糸クセ
ポリアミドプラス

ポリアミドプラスは硬い糸では有りませんが糸クセは付きやすい傾向にあります。

マシンガンキャストの糸クセ
マシンガンキャスト

マシンガンキャストのような低伸度ラインでは糸クセが付きやすいですが、ポリアミドプラスも同等となっています。

GTR ULTRAの糸クセ
GTR ULTRA

なおナイロンの中でも柔らかいGTR ULTRAでは糸クセは少な目です。

コスト

単価だけを見ると決して安くは無いのですが150mの糸巻量のため1mあたりの価格は10円を割ります。耐久性も良くお手頃なラインといえるでしょう。

PEの20mリーダーならコスト1/5に

価格が控えめで耐久性の高いラインであっても更にコストを抑えて使えるのがPEのリーダーでの使用です。一般的なPEではリーダーは1.5m以下ですが私は20mで使用しています。そのため使用感はほぼナイロンを維持しつつ、かつコストを1/5に抑えられます。PEの詳細は別記事で紹介しております。

他のラインとの比較

用途が明確に異なるフロロとの比較は意味がありませんのでナイロンラインとの比較です。

GTR ULTRAとの比較

GTR ULTRA
細さポリアミドプラス
強度GTR ULTRA
耐久性ポリアミドプラス
伸び難さ(感度)ポリアミドプラス
柔らかさGTR ULTRA
コストポリアミドプラス

ポリアミドプラスは適度に伸びるナイロンのため操作感を残しつつ巻物などでの乗りの良さが残っています。16ポンド以下での使用であればポリアミドプラスが扱いやすいと感じます。

その一方で16ポンドや20ポンド以上の強度が必要な用途にはGTR ULTRAがお勧めです。柔らかく扱いやすいため太糸でも12~14ポンドの様な感覚で使用できます。GTR ULTRAの詳細については別記事で紹介しております。

まとめ

ソラロームポリアミドプラスの使用例

今回紹介のポリアミドプラスは

・吸水により使用感が大きく変化する

・伸びは適度で強度は通常のナイロン並み

となっておりマシンガンキャストのように低伸度過ぎないため扱いやすいナイロンとなっています。ただ吸水による使用感の変化は顕著であり、あらかじめ理解した上での導入をお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA