【アーマードF+ pro インプレ】強度が高くフロロ並みに硬いPE

アーマードF+PRO BASS

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もはやPEで無く新種のラインとさえ呼べるのがアーマードF+ proです。特徴はライン全体に施されたコーティングでフロロのようなゴワゴワ感になっています。そのためPEに多いエアノットやトップガイドへの糸絡みが全く発生しません。また強度もアップグレードX8と同等で耐久性も問題有りません。コーティング感が強い割にはコーティングの剥がれも気になりません。

ただ硬すぎるため特にスピニングではバックラッシュの危険が有ります。フロロライン以上に硬いためスプール離れが良く特にシマノの密巻き構造のスピニングでは糸浮きが多発します。またコーティングが強いためガイドでの糸鳴りも大きめです。

今回は強度的にはPEでありながらも特性は全くPEと異なるアーマードについて紹介します。個人的評価は以下の通りです。

★5が満点
細さ★★★☆☆
強度★★★★☆
耐久性★★★★☆
耐摩耗性★★★★★
滑り性★★☆☆☆
硬さ★★★★★
コスト★★★★☆

注意

アーマードシリーズの違い
https://www.duel.co.jp/ より引用

この記事はアーマードF+ pro BASSのインプレですが、残念ながら2023年11月時点でメーカーWEBサイトに掲載が無くなっており廃盤と思われます。ただ上記のメーカーWEBサイトの記載の通り、アーマードF+ proシリーズについては長さと色しか変わらないようです。そのため、廃盤品では有りますがアーマードF+ proシリーズの紹介として掲載を続けます。

アーマードF+proの特徴

太さ

左がアーマードF+pro、右がアップグレードX8です。線径としては同じ0.8号なのですが糸巻後のスプール径はアーマードF+proの方が傘高くなっています。同じ0.8号を75m巻いているのですが、アーマードはスプールギリギリまで糸があります。そのため通常のPEと比べ1〜2割は糸巻き量を減らす必要が有ります。

参考までに1号と0.8号のオードラゴンを75m巻いた写真も掲載します。アーマードF+proはちょうど1号ぐらいの嵩となっています。

強度

アーマードF+PRO BASSの結束強度

0.8号をFGノットでの結束強度を測定した結果です。比較対象はアップグレードX8です。

アーマードアップグレードX8
表記
強度
6.80kg
15lb
7.26kg
16lb
平均4.68kg
69%
4.80kg
66%
最大5.40kg
79%
5.25kg
72%
最低4.25kg
63%
4.50kg
62%

 表記強度に差があるため率では差が有りますが、実際の結束強度は同等です。アーマードは比較的安価なのですが、これでアップグレードX8と強度が変わらないのは驚きです。

耐久性(色落ち、毛羽立ち)

 耐久性は高く週2釣行で1ヶ月使用すると多少の色抜けはありますが、コーティング感については殆ど変化が有りません。コーティングが強いためコーティング剥がれを懸念していたのですが全く問題有りませんでした。

なおアップグレードX8の耐久性もかなり高く週2釣行の1ヶ月の使用でも殆ど見た目が変わっていません。

なお耐久性の低いシーガーPE X8では安価ではあるものの、週2回の釣行でも僅か半月(4釣行)で色が抜けてしまい

結束部分の強度

アーマードF+PRO BASSの結束部分

アーマードの結束部についてはホツれなど強度面に不満は無いのですが締め込みの際にコーティングが剥がれ取れます。ただ写真でも分かりにくい程度であり実釣では問題にはなっていません。

耐摩耗性

アーマードF+PRO BASSの耐摩耗性

10号重り(35g)を1000番の砥石に吊るし、左右20cmを行き来できた回数を測定(1往復で2回とカウント)しました。計測は5回行い平均、最大、最小の強度を示します。

アーマードアップグレードX8
平均6回3回
最大8回4回
最低4回2回
スーパージグマンアップグレードX4
平均5回4回
最大6回5回
最低5回3回

アーマードF+ proの耐摩耗性は圧倒的でアップグレードX8はおろか、耐摩耗性につよいスーパージグマンや4本撚りのアップグレードX4でさえ比べ物にならないレベルです。おそらくコーティングされた樹脂の恩恵とは思いますが一般的なPEとは耐摩耗性の次元が違うPEです。

滑り性、糸鳴りの少なさと飛距離

糸鳴りはうるさく4本編並みに糸鳴りします。ただ顕微鏡による60倍写真での比較でも滑らかでアップグレードX8と同等です。

アーマードF+PRO BASSとアップグレードX8の120倍

120倍での比較でもアップグレードX8と大きな差は有りませんでした。そのため糸鳴の正体は表面の凹凸でなくコーティングと思われます。

FGノットでの編み数

0.8号でFGノットを組んだ時の編み込み回数です。

アーマードアップグレードX8アップグレードX4
0.8号25回25回19回

ノットに関しては標準的な編み込み回数で対応出来ます。ピッドブルG5のような凹凸が大きく滑りの悪いPEなら19回で十分となります。逆に、これ以上編み込むと結束部分の末端まで締め込みができません。

伸びと感度

アーマードF+PRO BASSの伸び

0.8号のPE:7mを2kgで引っ張った際の伸び率の結果です。

アーマードアップグレードX8
伸び9cm8cm
伸び率1.3%1.1%

これだけ硬いアーマードF+ proですが以外に伸びはアップグレードX8と大差なく逆に少し伸びが大きいぐらいです。

PE EGI ULTアップグレードX4
伸び10cm7cm
伸び率1.4%1.0%

なお硬さ重視したPE EGI ULT HS4では若干伸びが大きく1.4%、伸びの少ない4本撚りのアップグレードX4では1.0%に抑えられます。ただ、その差は1%以内のため実釣では正直に言って差を感じません。

硬さとトラブル耐性

アーマードF+PRO BASSの硬さ

ライン10cmを水平に浮かせた際の折れ曲がりの写真です。アップグレードX8との比較でもアーマードF+proは下方向に折れ曲がらず水平を維持しています。通常のPEとは異なりフロロのような硬さのためエアノットやトップガイドへの糸絡みが殆ど発生しません。

ただ糸が硬い分、アップグレードX8との比較でも糸のコイルが多くなる傾向にはあります。

スピニングでのバックラッシュには要注意

23ヴァンキッシュはラインが緩みやすい

ただし硬すぎるが故に太い糸や蜜巻きのリールではバックラッシュの危険が有ります。22ステラや23ヴァンキッシュなど蜜巻き構造のスピニングとは相性が悪く糸浮きが多発します。

ベイトPEには相性抜群

アーマードF+PRO BASSのベイトPE

アーマードF+proはフロロのように硬いためPE特有のトラブルが極めて少ない糸です。この効果が顕著に出るのがベイトPEです。ベイトPEの最大の難点がバックラッシュであり、キャスト中に糸が少しでも浮くとカックンとスプールが止まりバックラッシュします。

アーマードF+PRO BASSはカックンバックラッシュが少ない

あえてブレーキを弱く設定しバックラッシュしやすい状態で投げてみました。フロロのように糸は浮くもののカックンとしたバックラッシュがフロロのようにほぼ発生しません。糸自体が太くはないためキャスト時の高切れには注意が必要ですが、それでも普通のPEよりベイトへの相性は高く感じます。

コスト

糸巻き量が100mのためか価格はPEの中でも控えめで手に取りやすい価格となっています。コストを気にせず交換出来る価格帯です。

他のPEとの比較

オルトロスPEとの比較

オルトロスPEゾーンフィネス
細さオルトロスPE
強度同等
耐久性同等
耐摩耗性アーマード
滑り性オルトロスPE
硬さとトラブル耐性同等
コストアーマード

アーマードは普通のPEとは全く異なりコーティングが強いフロロ感覚の糸です。そのため細い糸でも糸自体が硬く、エアノットやガイドへの糸絡みが殆ど有りません。ただし用途によってはバックラッシュの危険が有るためトラブル耐性は敢えて同等としています。

それに対しバス専用ではあるものの普通のPEであるオルトロスPEは編み込みで硬さを出しているためアーマードほどの硬さはありません。オルトロスPEの詳細は別記事で紹介しております。

アップグレードX8との比較

アップグレードX8
細さアップグレードX8
強度同等
耐久性同等
耐摩耗性アーマード
滑り性アップグレードX8
硬さとトラブル耐性アーマード
コストアーマード

アーマードは普通のPEとは全く異なりコーティングが強いフロロ感覚の糸です。そのため細い糸でも糸自体が硬く、エアノットやガイドへの糸絡みが殆ど有りません。ただし用途によってはバックラッシュの危険が有ります。

それに対し普通のPEであるアップグレードX8は適度に柔らかくバックラッシュは大きく抑制されます。アップグレードX8の詳細は別記事で紹介しております。

まとめ

アーマードF+PROの使用例

今回紹介のアーマードは

フロロ以上の硬さでほぼエアノットなどPE特有のトラブルが無く耐摩耗性は桁違いに高い

強度や耐久性、伸びは他のPEと同等

硬すぎるため太糸や密巻きスピニングではバックラッシュやスプールの糸浮きに要注意

とPEの強度を持ちながらフロロ感覚で使える糸です。そのためPE特有の問題少ないものの逆にフロロのようなトラブルが発生します。そのためバスのような糸でルアーを操作する釣りには最適です。

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