バス向けPEラインの使い分けと使用上の注意点

高比重PE

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PEについては特にスピニングでは普及率が高く、もう大半の人が使ってる印象があります。多分その立役者は高比重PEであり、安価で手に取り易いピットブルG5の登場から一気に世界が変わったかと。ベイトでも主流はフロロではあるものの近年ではPEを導入する人も増えてきました。

でも、なぜPEが高比重が出るまで普及しなかったか、なぜ近年ではスピニングだけで無くベイトでもPEを使う人が増えてきたのか。推測ではありますが硬くラインスラックでルアーを操作し易いPEが増えて来たからです。逆に言うとPEを使う人が増えた現状でも合ってないPEを使うと、とても使いこなせないって事でもあります。

加えてPEは伸びが非常に少なく、そのためか感度が桁違いに高いのも利点です。この点に関してはバス釣りでも圧倒的な利点ではありますが、その一方で世の中の大半のルアーはフロロで開発されており、伸びの少ないPEで扱うと動かなかったりすることも少なくありません。

今回は、そんな現状のPEの種類分けと、使用上の注意点をおさらいをしてみます。

PEがバス釣りでの普及が遅れた理由

ソルトなど多くの釣りでは早くからPEが普及してましたが、何故かバスではPEラインが殆ど使われず、軽いルアーを飛ばすための一部の用途に限られていました。では、なぜ高比重PEが出るまでバスではPEが普及しなかったか。

その答えはPEが柔らか過ぎて、テンションを緩めたりラインスラックにてルアーを操作するバスルアーには全く適して無かったのが原因と思われます。現状でも市場に出回っている大半のPEはバスには適しておらず、今からPEを使う人は改めて注意が必要です。基本的にPEでは8本撚りが主流ですが、その大半が柔らかくて操作が難しくバス釣りには不向きです。

では、どのようなPEがバス釣りには適しているでしょうか。

操作しやすいのは硬いPE

2024年に登場したハードブルが発表当時に大注目を浴びたのも、柔らか過ぎるPEラインの操作性がルアーフィッシングで問題視されてた証拠でしょう。ラインスラックにてルアーを操作するバス釣りでは柔らかい8本撚りPEは基本的には適して無いので、たとえ強度が低くても硬い4本撚りPEの方が使い易い事が多いです。

このように近年のPEでは操作性を重視したラインナップが増えつつあります。

9本撚りなら硬い

ハードブルは原糸自体が硬いPEですが製法にて対策したPEも増えています。特に使い易いのが9本撚りPEであり、よつあみのオッズポート、シンジX9、バリバスのマックスパワーPEなどが該当し、デュエルからも販売されています。芯糸1本を8本撚りで巻きつける構造 のようで、9本撚りですが4本撚り相当の硬さを持ちながら8本撚り相当の平滑性と強度があります。高比重が不要な分野なら、バスではコレ系一択と思います。

軽量ルアーなら細PEしか選択肢が無い

一方でバスにも関わらず普通のPEが使われる分野もあります。0.4号以下の細PEによるマイクロベイト系。まぁ、細PEじゃ無いと糸の抵抗で飛ばないってのが最大の理由ではあるんですが…

実際に検証もしたんですが、確かに2〜3g以下のルアーなんて、0.4号以下のPEじゃ無いとまともに投げられません。だから細PEが必須なんですが、PEのフワフワした使い難さが顕著に出るので扱いに腕がいるし、個人的には専用タックル必須の釣りと感じます。

高比重9本撚りは扱い易い細PE?

この細PEの扱い難さを軽減するのに有効なのが近年の高比重PEの9本撚りかと推測してます。

実力不足で申し訳ないんですがオードラゴンX8が登場した際、0.4号以下の細PEを理解してなかった当時の私では良さが分かりませんでした。柔らかくて扱い難く感じ、また今でも0.8号以上なら4本撚りベースの方が硬く扱い易いとの考えは変わりません

ただ0.6号以下なら有効かもと考え直し、再検証する予定です。今年、販売されるピットブルG9も同じ用途と推測しています。

0.8号以上で万能な4〜5本撚り高比重

最後に4本撚りベースの高比重PEについて。4本撚りベースとか分かりにくい単語を使ってるのはオードラゴンのみ4本撚りで、その他は1本心糸+4本撚りの5本撚りのためです。

高比重PE

冒頭でも触れた通り、これが1番バスではオールラウンドで使い易いです。硬い上に糸の重みもあるのでラインスラックでルアーを操作しやすくトラブルも少ないので、初めてバスでPE使うなら絶対に高比重4~5撚りです。

ただ難点がPEの中では強度が弱過ぎる事。0.8号でも稀に切れるので、0.6号以下は怖くて使い物にならないかと。お試しならピッダブルG5、使い込むならオールマイト、2号でベイトならオードラゴンがお勧めです。なおベイトPEを試すなら、まずは以下の記事を参考にしてみて下さい。

基本は4〜5本撚りベースの高比重PEで、ハードベイト中心でワーム系の釣りをしないなら普通の9本撚り、軽量ルアーを扱うなら細PEか高比重9本撚りって使い分けを推奨します。

PEの種類ごとの特徴

ここで一旦、現状のPEについて図で特徴をまとめてみます。各項目の最高値が5で最低値が1で示しています。

種類強度平滑性硬さ操作性
4本撚り2133
8本撚り4422
12本撚り5511
9本撚り4443
4~5本撚り高比重1155
9本撚り高比重3444

改めて強調したいのが使いたい用途に対しての相性が大事って事。ラインスラックにてワーム操作する釣りの場合、糸が舞ってラインでルアー操作が出来ないなら、どれだけ強度高くても使い物になりません。逆にラインテンション張りっぱなしの巻物とかの釣りなら高比重とか不要です。ちなみに太糸なら糸の硬さは逆に扱い難さに直結します。

バス向けPEなら0.8〜2号が中心とやるので、繰り返しだけど、やはり基準は高比重4〜5本撚りです。この高比重に対し、より細くとか、より強度上げたいって時に違うPEを使うのをお勧めです。これを参考に自分の釣りに合うPEを探してみてください。

PEの注意点

PEの長所を改めて言うと、細くても強度が高い事に加え伸びが少ない事です。

糸の伸び

同じ2kg加重でも PE0.8号が約1%しか伸びないのに対し、フロロ8lbだと2号相当に太いのに約15%ぐらい伸びます。伸び率の差が非常に大きく、これが感度が圧倒的に高いと言われる理由なのでしょう。

糸が空中に舞うと振動が伝わり難く、対策として糸を張るか高比重PEが必要にはなります。それでも、この感度はPEの圧倒的な利点で、ワーム系の釣りとか少し使っただけでも、あまりの感度に大半の人が驚くかと。ただ、実はこの伸び難さは欠点でもあります。

PEは操作がダイレクトになり過ぎる

糸が伸び難い事によるデメリットもあります。良くも悪くもロッド操作がダイレクトにルアーに伝わり過ぎる点です。ラインスラックを使ったルアー操作が主体となるワーム系だと影響が少ないですが、問題はラインスラックが少ない釣りです。ワーム系だと細PEの釣りが該当します。

なので最近多い細PEでは、このアクション入力の腕がモロに釣果に出ます。慣れは必須ですし、なんなら専用ロッドじゃ無いと無理なレベルかと。これを防ぐ意味でも始めはフロロの超ロングリーダーは役立ちます。というのも9mも入れればフロロ感覚の入力にはなためで、慣れれば途中でリーダーを短くすれば良いだけなので。

一般にリーダーはヒトヒロの1.5m以下が主流とは思いますが、これはPEの扱いに慣れた前提の話です。中級者でも、こんな短いリーダーだとルアーを扱いきれません。

PEでの操作は、とにかく優しく

このPEの伸び難さは細PEだけでなく高比重PEでも注意が必要です。ミドストなんかでも実はフロロとはアクションが変わるんですが、特にハードベイトが見落とされがちです。ハードベイトに関しては大半がフロロ全盛の時代に開発されてるのでPEだとロッドからの入力が大過剰になりがちでアクションが破綻しやすい傾向にあります。

PEでの操作は、全体的に非常に優しく操作する事を強く勧めします。それでも難しければ1〜2ランク柔らかいロッドを使うのもアリです。まずは見えるルアーで確認してみて下さい。PEだと、こんな弱い入力でルアーが動くの?って驚くと思いますので。

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