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2026年に大注目となっていた26セルテートHDですが、金属ローターによる剛性感と巻き上げパワーが注目されました。それだけソルトなど剛性感を必要とする声が多かった事に加え、シマノの密巻きでのトラブルが敬遠された結果なのでしょう。
ただ個人的な感想ですが、やはり剛性感はシマノ、ドラグ性能はダイワが圧倒的です。シマノはドラグ性能ではダイワに勝てず、ダイワは剛性感ではシマノに勝てていません。実際に26セルテートHDも検証しましたが、上記の印象は変わりませんでした。
では違いを分かった上で、それらのスピニングリールの使い分けは、どの様にすれば良いのか。また価格帯ごとの特徴など、選択肢が多過ぎるのも悩みです。
結論からいうと大型魚はシマノ、ライトゲームではダイワですが、なぜ、その考えに至ったかを今回はまとめてみます。
目次
剛性感はシマノ

冒頭でも述べた通り2026年の新製品で大注目になったのは26セルテートHDです。金属ローターによる剛性感と巻き上げパワーが注目され、かつ密巻きが搭載されていない事でトラブルが少ない、これが注目された要因でしょう。実際に買ってシマノ機と比較してみましたが、私だけで無く他の著名な方のレビューでもシマノには劣るとの評価でした。やっぱ剛性感はシマノって事実を突きつけられた訳です。
ですが同時に、こう思う方もいるでしょう。そんなに剛性感って必要?と。
その世界を体感したいってのが、バスしかやって無かった私がソルトを初めるキッカケになったのですが、やっぱソルトってリールにパワーが必要です。そりゃ大型魚と戦うなら当然と言われそうですが、個人的には魚とのファイトよりルアーを巻き上げる時にパワーが必要になると感じてます。
剛性感はいつ必要か?
まだ初めて間も無いですが、ソルトって巻き上げパワーが必要な場面が多いと感じます。メーター級の青物とのファイトには、そりゃ必要でしょと言われそうですが、むしろルアー操作の方が大変です。

先日、サワラジャーキングを初体験してきましたがバスでのミノーのジャーキングとは相当な違いがあります。飛距離も50m以上は毎キャスト飛ばすので遠距離でルアーを操作するため水の抵抗が激しく、そこに潮の流れも加わります。かつテンポが早いので4000XGぐらいの一回転100cm近い巻き取りスピードが必須です。エクストラハイギアになるので巻き上げの抵抗も増えます。たった半日の釣行でしたが予想通り筋肉痛に…
この対策にはバスみたくロッド操作の後にラインスラックを回収する操作では無く、ハンドルを回しリールを巻くパワーでルアーを操作し無いと体が持ちません。リールの巻き上げパワーが必須です。
こんな状況だと、やっぱりシマノの剛性感が生きてきます。ソルトを初めないと気が付かなかった点でした。
更に剛性感が必要なジギング

ここからが今後更に検証したい点なんですが、巻き上げパワーが非常に強くスピナーベイトでも楽勝のツインパワー4000XGでさえ無理な領域もあるらしい。ジギングや日本海側の深場での釣りです。
近年流行りの巻くだけで簡単に釣れるブレードジギングですが、水深が浅い場所やショアからのキャストでは問題にならないとの事。

ただ明石など潮の流れが早い場所や日本海など深場では巻き取りがキツくSW6000が必要との事。また巻くだけで無くシャクりながら巻き上げるブリなどの通常のジギングならSW8000番が無いとジグを腕が持たないとか。この辺までなると番手を大きくするだけでなく、ツインパワー以上のハイエンドの剛性感も必要になるそうです。
安価帯のリールでは戦えないのか?
こういう話をすると安いリールじゃ釣りにならないのか?って思われそうですが、剛性感の非常に高いリールが必要となるのは主にオフショアの対象魚も大きな釣りとの事。

特にシマノは高価格帯だけでなく安価帯のリールでもパワーが凄いと感じます。少なくともサワラキャスティングだと25アルテグラでも十分に釣りが成立しました。巻き上げパワーも必要十分だし、ドラグ性能も良いとは言えませんが、掛けた後に少し緩めりゃ問題なくファイト出来ました。むしろドラグの出だしが良くない分、魚を弱らせ易く、取り込みまでが早くなった印象さえあります。
今まで低価格帯のリールで戦えると思って無かったが、認識を改めさせられた件でした。
糸が太いソルトだとドラグ依存度が低い?
この25アルテグラでも問題無く戦えた理由として個人的にはソルトではドラグへの依存度が低いからと考えています。要は糸が太いんです。バスでのベイトリールと同じで太い糸が使える釣りなら、魚が猛烈に走った時だけドラグが出れば切られる事なんて多くは有りません。どんな安いスピニングリールでもベイトリールよりはドラグ性能は高いので。

そりゃ比べたら24ツインパワーと25アルテグラなら全ての性能で24ツインパワーが上です。巻き上げパワーは比べないと差が分からないかも知れませんが、ドラグ性能に関しては桁が違うレベルです。だけど糸がある程度太い条件なら25アルテグラでも釣りが成立します。
ただし、太糸ってのが前提です。バスなどライトゲームだと全く当てはまらないので注意が必要です。
ドラグ性能ならダイワ
シマノだとハイエンドしかドラグに頼れない

一方でバスなど細糸を使った釣りではシマノだと最低24ツインパワー以上のドラグ性能が無いと話になりません。8lb以上のパワーフィネスなら別ですが、特に6lb以下ではラインブレイクが多発します。バスではスピニングリールだけはハイエンドにしろと言われる事が多いですが、私も間違ってないと感じます。25コンプレックスぐらいの価格帯の機種でも個人的には6lb以下は使いたくありません。
ただ、ダイワ機なら安価帯でもドラグ性能が優秀なんですよね。
ダイワは安価帯でもハイエンド並みのドラグ性能

ダイワのスピニングが凄いのが汎用価格帯のルビアス以下の機種でさえ初期からドラグ性能が高くスプールの樹脂カラーをベアリングに交換出来る機種ならイグジスト相当のドラグ性能を発揮する事。 なので細糸を使うライトゲームに関してはダイワ機が圧倒的に有利です。
なおダイワは安価帯でもドラグ性能が高く剛性感と巻き上げパワーは価格相応。シマノは逆で安価帯でも剛性感と巻き上げパワーが高くドラグ性能が価格相応です。両社の考え方が明確に出てて面白いですよね。
トラブルを防ぐために
ダイワスピニングのスプール径には要注意

ダイワ機ではトラブルレスって印象強いですが要注意なのがスプール径です。昔はドデカコンパクトと言って2500番でも48φでしたがLTに変わり45φとなったためバックラッシュが明らかに増えました。
対策には48φの3000番が必要になりますが、イグジストを除きセルテートからエアリティ、ルビアスではハイギアのみのラインナップで、パワーギアのデカ重いモデルしか無かったりで選択肢が少ないのが悩みです。なおシマノは変わらず2500番で47φを維持しています。

45φにも利点はあり私は0.4号の細PEにて6lb以下のリーダー5m以下なら45φを使います。軽いのが利点で、ギリギリトラブル無く扱えるのが理由です。但しフロロの通しなら4lb以下じゃ無いと絶対に使いません。確実にバックラッシュとかライントラブルが発生するのが目に見えています。昔、2000番の43φも使いましたがライントラブルが多過ぎて散々な目にあい、43φなんて二度と使いたくないって経験もしています。
密巻きでトラブるのは扱い難いライン?

密巻きにてトラブルが多いと目にする事が多いし、それが26セルテートHDが大注目を集めた理由なのでしょう。ですが22ステラ、23ヴァンキッシュを販売当時から使い続けてるものの、未だに私はライン全損となる大バックラッシュを一度も経験してません。
ただ高比重PEか9本撚りなど、張り感の強い、扱い易いPE中心って言う私のライン選定に理由が有るかもしれません。個人的には密巻きでのトラブルは、フロロの通し、もしくは柔らかいPEなど、扱い難いラインで発生頻度が高い印象を持っています。つまり、そもそもトラブル多い糸って事。そんな糸、ダイワ機でさえ使うの私は嫌ですよ。

実際、アーマードF PROなどフロロ並に硬いPEだとスプールからの糸浮きで危ない経験もしてますし、柔らかいPEだと、リールの問題以前にエアノットが多いので、そもそも使いたくも無いラインって認識です。

個人的には密巻きは特に遠投を中心とした釣りで非常に気に入っており、あのキャストフィールは何にも替え難いと感じてます。ドラグ性能にも貢献しているため、近距離戦ならダイワが有利ですが遠投メインなら個人的には密巻き一択なんですよね。
使いやすい道具が正解

今までに何度も書いてきてますが結局スピニングリールって道具であって、特性を理解した上で釣り人が使い分けるのが一番重要と考えています。改めてシマノとダイワの特徴を記載すると
シマノのスピニングリールは巻き上げパワーが非常に強いがドラグ性能は高くない
ダイワのスピニングリールはドラグ性能が高いが巻き上げパワーが弱い
となるので、個人的には細糸ではダイワ、太糸ではシマノが適していると感じますが、これも現時点での感想です。26セルテートHDの登場にてダイワがシマノの得意とする領域に攻勢をかけており、今後の両社の開発品がますます楽しみに感じています。
