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もともと巻きの軽さではイグジストSFすら上回る23ヴァンキッシュに更に巻きが軽くなった26ヴァンキッシュCEが追加されました。確かに23ヴァンキッシュに比べ巻きが軽快になってます。インプレは以上です、って多くの人が感じますよね。でも、よくよく公式WEBサイトを見ると巻き感度の向上が取り上げられています。
23ヴァンキッシュには一部の方々には致命的な弱点が有りました、巻き上げトルクが高過ぎる事です。19からのリューアルでギアが新しくなり23は巻き上げトルクが進化したのですが、逆にスルスルと抵抗なく巻き上げられるのでトラウトの管理釣り場のように極小ルアーの巻き抵抗を感じながら一瞬の巻き抵抗の変化を感じ合わせる釣りにはマイナスとなっていました。
26ヴァンキッシュCEは巻きを徹底的に軽くする事で巻き上げ時の抵抗感を分かりやすくし些細な変化さえ感じやすくした特別版です。そのため特に軽量ルアーを中心に扱う方に特化したモデルですが、逆に7g以上の巻き抵抗の大きなルアーを扱う人には巻き抵抗が必要以上に感じられデチューンに感じるかも知れません。
今回は23ヴァンキッシュを更に軽量ルアーに特化させた26ヴァンキッシュCEを紹介します。
| ★5が満点 | |
| 重量の軽さ | ★★★★★ |
| 巻きの軽さ | ★★★★★ |
| 剛性感 | ★★★★☆ |
| ドラグ性能 | ★★★★☆ |
| ライントラブル耐性 | ★★★★☆ |
| コストメリット | ★☆☆☆☆ |
26ヴァンキッシュCEの特性

巻きが軽い
26ヴァンキッシュCEの特徴として巻きが軽い事ですが、箱出しの状態だと少々驚くかも知れません。だって23ヴァンキッシュと全く変わらないからです。何の差も有りません。あれ?大阪フィッシングショーでは確かに巻きが軽く感じたはずなのにと困惑しました。

ただ、これって23ヴァンキッシュが使用する事でグラスが抜けているためで、26ヴァンキッシュCEは箱出しの状態からある程度使った23ヴァンキッシュ と同じ巻き感となっています。
なお写真は敢えて糸巻き後のリールを2台並べてますが理由があり、26ヴァンキッシュCEも1回でも釣行で使用すればグラスが抜けて巻きが23ヴァンキッシュより軽くなります。
巻き感度の向上と巻き抵抗の増加

この26ヴァンキッシュCEを23ヴァンキッシュと実釣でも比較しました。

ただ普通に巻いてても若干巻きが軽いかなぁといった程度で残念ながら劇的な変化は感じません。

恐らく26ヴァンキッシュCEの真価が発揮されるのは軽量ルアーでしょう。特にトラウトの管理釣り場に代表されるようなロッドティップとラインを一直線にした巻き方では差が顕著です。


この巻き方だとダイレクトにルアーの負荷がリールに伝わります。23ヴァンキッシュは良くも悪くも巻き上げトルクが向上し抵抗の大きなルアーも巻き取り易くなりましたが、逆に僅かな水の抵抗感が分かり難くなってます。
26ヴァンキッシュCEは巻き上げトルクは維持しながらも巻き感を徹底的に軽くする事で僅かな巻きの変化を感じやすくなってます。なので写真のような、やや巻きに抵抗感のあるビーフリーズ78だと23ヴァンキッシュより巻きが重く感じます。何も無い中層で、この巻き感が消えた時がバイトのサインになる訳です。

この僅かな差はルアーが軽くなるほど顕著で、26ヴァンキッシュCEは通常モデルより軽く抵抗感の少ないルアーを、より快適に扱うために産まれたとも言えるでしょう。
密巻き搭載


ただ評価が分かれるのが密巻きです。密巻きが搭載される事でドラグ性能は向上しキャスト時の抜け感もダイワ機には無い最高の感覚です。

その反面、密巻きはバックラッシュの頻度が上がります。恐らく26ヴァンキッシュCEでは大遠投をするような釣りをする人は少なく小場所でキャストを繰り返す事が多いかと。その用途に於いては密巻きは申し訳ないですが適してるとは感じません。
ドラグ特性は23ヴァンキッシュと同等

ラインが1秒で30cm出る設定でドラグを800gに設定し、そこから低速 (10cm/s)と高速(90cm/s)でのドラグ値を10回以上計測し、おおよその平均値を記載しました。手作業のためブレが非常に大きい実験ではありますが、結果は以下の通りです。
| ドラグ速度 | 26 ヴァンキッシュCE | 23 ヴァンキッシュ | 24 エアリティSF |
| スプール径 | 47φ | 47φ | 48φ |
| 低速(10cm/s) | 600g | 600g | 500g |
| 普通(30cm/s) | 800g | 800g | 800g |
| 高速(90cm/s) | 1000g | 1,000g | 900g |
23ヴァンキッシュ:23ヴァンキッシュC3000SDH
24エアリティSF:24エアリティSF2500SS
26ヴァンキッシュCEのドラグ性能は23ヴァンキッシュと同等です。決して悪くなく十分に戦える性能ですが、ダイワ機に比べるとレスポンスに劣る感は否めません。
重量の軽さ

26ヴァンキッシュCEは47φのスプール径のリールとしては極めて軽くカタログスペックでも165g、実測では163gしか有りません。軽量ロッドや短いロッドに適した重量ですが、逆に66以上のML以上のパワーのロッドだとリールが軽過ぎて逆に持ち重りを感じやすくなります。
最高クラスの巻きの軽さ

シマノのMGLローターは巻きの軽さに関しては圧倒的でありダイワ機以上で現状では最高クラスとなっています。今回のCEモデルにて更に巻きの軽さが上がり、間違いなく頂点となる軽さです。
スプールに糸絡みしにくい


シマノの糸絡み防止は非常に優秀で、この点に関しては26ヴァンキッシュCEも23ヴァンキッシュと同じです。写真の通り大きなストッパーがついているため、一度もシャフトに糸が絡んだことがありません。


ダイワにおいては新型ローターで対策されていますが、スプールとの隙間は広めで返しも小さく完全ではありません。
ローターにも糸絡みしにくい


シマノではベールを起こした際のローター回転防止パーツが完全に覆われているため、ラインが絡まる心配がありません。ダイワでも新型ローターの機種では改良されているものの露出部分が多く、この点に関してはシマノが一歩先を行っていると感じます。
23ヴァンキッシュ同等のハイエンド価格
価格に関しては安いとは言えないハイエンド価格ですが、その分、低価格帯には無い軽さとドラグ性能と感じます。個人的にはベイトは安価帯でも何とかなりますが、スピニングだけはハイエンドを使うべきと感じてます。
デメリット
巻き抵抗の大きなルアーは扱いにくい

26ヴァンキッシュCEの最大の特徴が巻きを徹底的に軽くした事による巻き感度の向上ですが、これは良くも悪くもあります。軽量ルアーの僅かな巻きの変化を感じるには最高のリールですが、反面、中型以上のミノーなど、ある程度大きなルアーを巻く際には抵抗が逆に重く感じます。
あると便利なスタンド

スピニングリール全般に当てはまる件ですが、スプールに傷が入るとキャストの度にラインに傷がつくため致命傷となります。普段は直置きについて注意していても、良型が釣れた際にはタックルと合わせて写真を撮ることも多いでしょう。ただ、このタイミングが最も危険で魚が暴れ一瞬でリールが傷物になります。
多少の重量増にはなりますが、私はリールスタンドを使用しており、これでリールが直に地面に触れる可能性は無くなります。フックキーパーも付属しており、ニッパーで切って改造すればオフセットフックやシンカーも対応可能です。
他のリールとの比較
24エアリティSFとの比較
| 重量の軽さ | 同等 |
| 巻きの軽さ | 26ヴァンキッシュCE |
| 剛性感 | 24エアリティSF |
| ドラグ性能 | 24エアリティSF |
| ライントラブル耐性 | 24エアリティSF |
| コストメリット | 同等 |
誰もが26ヴァンキッシュCEはダイワのSF機の対抗としてリリースされたと思うでしょう。実際、フィネス用途では競合する部分が多いと思いますが、やはり巻きの軽さではヴァンキッシュが一歩上かと感じます。その反面、ダイワ機は密巻きが非搭載でライントラブルが少なく、ドラグのレスポンスでもシマノ機を上回ります。個人的には近距離キャストが多くなる軽量ルアーの釣りではダイワ機の方が有利とは思いますが、好みで使い分けても問題ないレベルとも思います。
23ヴァンキッシュとの比較
| 重量の軽さ | 26ヴァンキッシュCE |
| 巻きの軽さ | 26ヴァンキッシュCE |
| 剛性感 | 23ヴァンキッシュ |
| ドラグ性能 | 同等 |
| ライントラブル耐性 | 同等 |
| コストメリット | 同等 |
23ヴァンキッシュとの比較では巻きの軽さだけが違いとなりますが、使い分けに関しては軽いルアーを多く使うか否かでしょう。巻き抵抗の少ない軽量ルアーでは26ヴァンキッシュCEの方が有利ですし、逆に抵抗が大きなルアーでは23ヴァンキッシュの方が剛性感を感じやすいでしょう。
まとめ

今回紹介の26ヴァンキッシュCEは23ヴァンキッシュの巻き感を徹底的に軽くすることで巻き感度の向上を狙った派生モデルと感じます。その分、軽く巻き抵抗の少ないルアーが扱いやすい反面、抵抗の大きなルアーでは巻き重りを感じます。使用するルアーに応じて23ヴァンキッシュとの使い分けをオススメします。


