【24タトゥーラエリート701MHRB-G インプレ】大森プロの万能巻物ロッド

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの使用例

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2026年の大森プロの優勝にて、またもマネーロッドとなったのがグラスコンポジットの701MHRB-Gです。前回のLCでの優勝でも、クラシックでのバルサB2での優勝でも、大森プロと言えば常にこのロッドでした。古くはTD-S、初代ブラックレーベルFM701MHFBからタトゥーラエリートへと、ほぼ同スペックにて新しいシリーズに引き継がれ、使い続けられています。

このロッドの特徴として、持った感じはグラスっぽいボヨボヨとした感じを持ちながらも使ってみると意外にシャッキリしており近距離キャストが決めやすく、また怪魚向けロッドのような異様に高いトルクでカバーから一瞬でバスを引きはがすトルクをもっています。ロッドティップが柔らかすぎないためグラスとしては根掛りが少なくカバー回りも攻めやすいのも特徴です。意外にディープクランクも対応しやすく、一通りの巻物を扱える懐の広さも魅力です。

ただ最大の難点が重すぎる事バランスも極端に短いグリップにて最悪で軽量のリールでは全くバランスが取れず、260gもある26リョウガでもバランスが取れず追加でオーバーグリップも巻く事で何とかバランスを取れる仕様です。この対策をしないと、とても一日どころか数時間も使いきれずに腕が筋肉痛で動かなくなるでしょう。重すぎる事で巻き以外には何も使用できずレギュラーテーパーのためクランクも使いやすい反面、オフセットフックのワームだと使い物になりません

今回はカバー付近に巻いて魚をカバーから引き剝がす事に特化した24タトゥーラエリート701MHRB-Gを紹介します。個人的な評価は以下の通りです。

★5が満点
操作性☆☆☆☆☆
感度★☆☆☆☆
乗りの良さ★★★★☆
フッキング★★★★☆
正確なキャスト★★★★★
遠投性★★☆☆☆
トルク★★★★★

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの特徴

スペックと外観

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのタックル例3
全長7ft(2.13m)
重量146g
テーパーレギュラー
パワーMH
先径/元径(mm)2.2/13.9
カーボン含有率51%

24タトゥーラエリート701MHRB-Gはカバークランクなど障害物周りの巻物に適したロッドであり、バイト後に障害物から引き剥がすためかトルクに溢れる反面、重量は非常に重くなっています。

グラスの混率が非常に高い

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのスペック

ロッドの軽量化が進む現代にて、24タトゥーラエリート701MHRB-Gはグラス混率が49%にも及び、カーボンは51%のみのため、トルクが極めて高いロッドとなっています。その分、他のグラスコンポジットと比べてもボヨボヨ感は強く感じます

26タトゥーラ 701MFB-Gのスペック

近いロッドとして若干パワーの弱い26タトゥーラ701MFB-Gではグラスの混合率が高い事で39%となっており、カーボンは61%のみです。  たった10%の違いですが、これだけで26タトゥーラ701MFB-Gではグラス特有のボヨボヨ感は抑えられシャープな使用感となってます。

ロッドの曲がり方

実際に負荷をかけ曲げた際の写真です。

左から50g(ジョイクロ)、100g(ジョイクロ+ブラストボーン)を吊るした際のロッドの曲がりです。グラスコンポジットですがMHパワーのためか弱い負荷ではティップ部分は曲がり難く、「ヘの字」を描くように曲がります。

続いて200g(元祖メタニウムMGL)、500g(PETボトル)の負荷をかけた曲がりです。レギュラーテーパーらしく200gまでは綺麗に曲がりますが500gとなると、バット部分が硬くなり一旦止まるような曲がりとなります。ただ、負荷を掛けると更に曲がります。

操作性とバランス

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのバランス

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの操作性は最低レベルで、これ以上に操作し難いロッドなんて無いほど扱い難いです。全体的にグラスのボヨボヨ感が有る上にバランスも最低で重心はグリップ先端から22cmの場所です。巻く以外の操作なんて基本的に不可能です。

26タトゥーラ 701MFB-Gの重心

同様のグラスコンポジットでも26タトゥーラ701MFB-Gのバランスは20cmと24タトゥーラエリート701MHRB-Gほどは悪くはありません。

22スティーズ ファイヤウルフの重心

なお6.9ftのスティーズファイヤウルフだと重心位置はグリップ先端から10.5cmの場所で、非常にバランスが良く操作性に優れます。

重いリールでの操作性向上は必須

24タトゥーラエリート701MHRB-Gと重いリール

どうやって、こんなバランスが悪く持ち重りが酷いロッドを使いこなすかというと重いリールを組み合わせる事です。特にカルカッタコンクエストの200番台やリョウガといった丸形リールが適しており、リールが重く重心が強制的にグリップ付近に近寄るため、持ち重りが劇的に改善されます。

グリップテープによる操作性向上も必須

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの重心オーバーグリップ

因みにオーバーグリップを巻く事でもバランスは大きく改善します。エンドグリップに熱収縮テープを巻くだけで4cmもバランスが改善し扱いやすさが向上します。このラバーグリップと重いリールの組み合わせで扱いにくい24タトゥーラエリート701MHRB-Gでも近距離戦での使い易さが格段に向上します。

ちなみに私はミリオンラバーグリップを使用することが多いです。太さは26タトゥーラでは30mmがお勧めです。

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのショートグリップ

このバランスの悪さは大森プロのロッド特有のグリップの短さ原因です。普通、7tfロッドなら、もっとグリップが長くバランスも良くなるのですが、大森プロのロッドはグリップが極端に短く、近距離キャストでの取り回しは向上しますが、その分、持ち重りが酷く遠投はし難くなります。

感度

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの感度

グラスコンポジットロッドのためワームを操作するような金属的感度は皆無ですが、グラス混率が多い為かMHロッドにも関わらずルアーの振動感がロッド自身で増幅され、手元にも伝わりやすいと感じます。ハードベイトを巻くには全く問題ない感度です。

乗り、食い込みの良さ

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの食い込み

乗りと食い込みの良さはグラスだけあって非常に良いですが、実は必要以上には高くありません。というのも24タトゥーラエリート701MHRB-Gは障害物周りの攻略を基本としているためか根掛り回避性も高く、市場に多く出回っているようなグラスのように障害物に多少当たった程度ではスタックすることは有りません。これは柔らかすぎないロッドだから可能な事です。

24タトゥーラエリート701MHRB-Gに適したルアー

そのため基本的には障害物に当てるようなクランクや太軸フックが付いたワイヤーベイトやチャター系が適したルアーとなります。

その一方で中層メインであったりバスの活性が低い場合には1ランクパワーの弱い26タトゥーラ701MFB-Gとの使い分けが必要です。

フッキング性能

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのフッキング

ボヨボヨした使用感とは全く異なり24タトゥーラエリート701MHRB-Gのフッキング性能は素晴らしく、ベリー部分あたりから急激に硬くなるテーパーの恩恵にてワイヤーベイトのような太軸フックでも問題無く貫通させられます。

キャスト性能

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのキャスト性能
https://www.youtube.com/watch?v=cBl4OdrW7E4より引用

この24タトゥーラエリート701MHRB-Gの素晴らしい点が7ftにも関わらず近距離キャストがしやすい点です。もちろんバランスの調整などは必要ですが、まぁ近距離での取り回しやすさはグラスコンポジットの中では群を抜いているでしょう。上記リンクでの大森プロもボートドックに精確なキャストを3日間続けておられます。プロの技量もあっての技ですが扱いにくいロッドでは出来ない芸当かと。

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの遠投性能

その一方で24タトゥーラエリート701MHRB-Gは7ftもあるのに遠投性能は高くなく、カーボンのロッドに比べ飛距離は伸びにくいと感じます。トリゴン70での遠投でも上手くロッドにパワーを載せにくく飛距離を出しにくい点には要注意です。

トルク

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのトルク

トルクが高いほど魚が暴れにくくファイト時も寄せやすい傾向にあります。私のトルク認識は以下の通りです。

5ワールドシャウラ、スコーピオン
4ハートランド
3ブラックレーベル
2ゾディアス
1エクスプライド

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのトルクは最高のレベル5と感じます。とにかくトルクが高く全く魚が暴れません。とくに、この大森プロモデルはトルクが別格だと感じます。

ブラックレーベルFM701MHFBでの釣果

旧モデルですがブラックレーベルFM701MHFBでは足元でバイトした70UPのシーバスを瞬殺で抜き上げるほどのトルクを見せています。もはやバスでは、このロッドに掛かったら抵抗なんて出来ないレベルかと。

抵抗の大きなルアーが巻きやすい

24タトゥーラエリート701MHRB-Gは巻き上げトルクが高い

ちょっと不思議なのが24タトゥーラエリート701MHRB-Gは巻き上げを快適にしてくれます。ロッド自体のトルクが高い恩恵なのか抵抗の大きなルアーが巻き取り易く抵抗感をあまり感じません。これがバーサタイルのキンキンの高感度ロッドだと同じようには対応できず、手元に伝わる情報が多過ぎて疲れてしまいます。

このロッドは基本的にはシャローカバー向けとは思いますが、全体的に綺麗に曲がるためディープクランクにも使えると感じます。

デメリット

重いリールでないと扱いきれない

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの重いリールとオーバーグリップ

このロッドを使いこなせるか否かはリールとオーバーグリップに全てが掛かっていると言っても過言ではありません。普通のロープロのリールでは扱いきれず、個人的には220g以上の重いリールとオーバーグリップの組み合わせが必須だと感じます。

タックル例の紹介

24タトゥーラエリート701MHRB-Gのタックル例

リール:26リョウガ

メインライン:シンジX9 2号(75m)

リーダー:モンスターブレイブZ 16lb(10m)

24タトゥーラエリート701MHRB-Gには前述の通り重いリールが必須です。個人的にはグラス混率の高さとレギュラーテーパーにて若干ダルいため、リーダー10mぐらいのベイトPEにて感度とフッキング性能の底上げを行っています。

ベイトPEの詳細は、こちらの記事を参照下さい。

まとめ

24タトゥーラエリート701MHRB-Gの使用例2

今回紹介の24タトゥーラエリート701MHRB-Gは特に障害物周りに適した巻物専用ロッドでありグラスコンポジットではあるものの柔らか過ぎないため根掛り難く、障害物から魚を引きはがす圧倒的なトルクを持っています。グラス混率が多いため抵抗の大きな巻物にも対応しやすくディープクランクにも使えますが、その反面、グラスとしては絡めとる性能は強くは無く、中層で使うには、もう少し柔らかいロッドとの使い分けが必要となります。日本では、これほどのトルクが必要となる状況は少ないものの、琵琶湖淀川水系など魚が大きなフィールドでは大活躍するロッドです。

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