【ブリッツ インプレ】中層の低速タダ巻きで有効なシャロークランク

ブリッツの使用例

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2000年ごろ、日本のクランクベイトを完全に変えてしまったのがワイルドハンチとブリッツだったと思います。当時のシャロークランクは障害物に当たった際のヒラ打ちやチドりが重視されており障害物回避性が皆無で、現在の市場では全く見なくなりました。ワイルドハンチとブリッツが常識を変えたのだと思います。

その後にLC1.5やイヴォーグなど更に障害物回避性の優れるクランクが登場したものの、今でもブリッツは有効と感じます。個人的にはブリッツはワイルドハンチに並んで障害物回避性に劣るとは感じるものの、セミフラットサイドって特徴が今でも効果的と感じます。

と言うのもフラットサイドよりはアピールも根掛かり回避性も高く、またLC1.5やワイルドハンチよりも低速で泳がせやすいので、濁った状況にて丁寧にポイントを攻める事が可能です。高速安定性が重視されがちな近年のルアーの中で、これだけスローに誘えるクランクって他に有りません。

今回は、特に中層にて中低速のタダ巻きに非常に有効なブリッツを紹介します。

ブリッツの特徴

スペック

ブリッツの重量

ブリッツの重量は実測で8.8gと投げやすい重さとは言えませんが、ワイルドハンチとは異なり意外に2000年前後の当時のリールでも投げ難さを感じない不思議なルアーです。ボディ形状が関係しているのかもしれません。

ブリッツのフック交換

ただフックは性能が悪く交換が必須です。横アイのため私はトレブル13の6番を使用しています。元々が0.40g前後に対してトレブル13は0.42gと多少重く直進安定性は下がりますが、逆にルアーが暴れやすく中層での使用感が向上するセッティングになると感じています。

なおトレブルフックの詳細は別記事で紹介しております。

根掛回避性

ブリッツの根掛り回避

ブリッツの根掛かり回避性能は高いと言われますが、個人的には根掛かり回避性能ゼロが大半だった2000年前後のルアーとの比較との印象で、現代のクランクの中では根掛かり回避性能は低いと言わざるを得ません。

というのもカバークランクとして有名なイヴォーグだと立泳ぎになるのに対し根掛かりが多いワイルドハンチは水平気味です。ただブリッツも水平気味に泳ぐので障害物に付き刺さり易いんです。

ブリッツの重心

おそらくフロントフックより後方のルアー中心部に設置されているブリッツの内部ウェイトが水平泳ぎの原因と推測されます。イヴォーグだとフロントにウェイトが集中しています。

また障害物に当たった際も適度にヒラを打つものの障害物を舐める様に進むため、フックが障害物に掛かり易いと感じます。

回避性能の高いイヴォーグだと完全にひっくり返るほどヒラを打ち、回避性能の低いワイルドハンチだと全くヒラを打たず突っ込む形になりますが、ブリッツは中間よりワイルドハンチに近い泳ぎになります。

ブリッツのリップ
ブリッツ

なおリップについてはスクエアとラウンドの中間で、スクエアリップの両端を切り落としたコフィン型になります。

なお回避性能の高いイヴォーグはスクエアですが、回避性能が低く直進性の高いワイルドハンチはラウンドとなっています。

なのでラウンドよりはマシですが、リップ形状からもスクエアほどの回避性能は期待出来ません。

高速対応

ブリッツの高速対応2
HPFクランク⇐ブリッツ⇒LC1.5

ブリッツの直進安定性は近年のルアーに比べると悪いと言わざるを得ず、回収ぐらいのスピードで巻くと泳ぎが破綻します。そのため初秋など早いスピードが有効な小魚を追い回す状況ではLCの様な直進安定の高いクランクの方が有効です。

ですがブリッツの魅力は低速への対応力であり、こんな低速で巻けるクランクは他に無く、ブリッツより低速となるとフラットサイドクランクしかありません。またトゥイッチやシェイキーといった使い方も有効で、ロッドアクションを入れる事で狙った場所を時間を掛け丁寧に誘う事が出来ます。これをアピールの強いラウンドクランクで出来るのがブリッツの魅力です。

アピール

ブリッツのアピール2
HPFクランク⇐ブリッツ⇒LC1.5

ブリッツは名前の由来となった通りブリブリ泳ぐのですが、意外に濁りが少ない状況でも活躍します。小型のバスも釣り易い点からも、フラットサイドと普通のラウンドクランクの中間的なパワーだと感じます。

バイト誘発率

ブリッツの釣果

ブリッツはブリブリとアピール高く泳ぐ割には数も釣れやすいルアーです。多少濁りが入った状況で中〜低速で水深50cmぐらいを巻いて仕留めたい時が出番です。

他のクランクとの比較

根掛回避性イヴォーグ
高速対応同等
アピールイヴォーグ
バイト誘発率ブリッツ

ブリッツとイヴォーグでは使う場所が完全に異なります。上では、敢えて性能の差を記載しましたが比較の意味は少なく、障害物に当てるならイヴォーグ、障害物周りで魚を引っ張り出す時がブリッツの出番です。

まとめ

ブリッツの使用例

今回紹介のブリッツは直進安定性や根掛かり回避性能は低いものの水深50cmの中層を中〜低速で通し易く障害物に当てなくてもタダ巻きだけでバイトを取れるクランクです。早い動きに反応が悪い時に使ってみて下さい。

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