この記事は広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
クリスタルSやDゾーンなどパワーが強く濁った状況に適したスピナーベイトが一般的には多い中、クリア状況に強いのがBカスタムです。琵琶湖の攻略に作られたためかサイズ感も大きく、その影響にて水押しも大きいため基本的にはバスを寄せてバイトさせるスピナーベイトです。極太ワイヤーがブレードの振動を消すのか巻き抵抗の大きさに反してブルブル感が極めて小さいのも特徴です。そのためアピールは意外に控えめでスピナーベイトには珍しくクリア状況でも活躍します。
ただ振動の弱さもあってクリア気味な状況では有効ですが逆に濁った状況では全く活躍しません。またサイズの大きさにて、どうしてもバスのサイズを選ぶため数も釣りにくい傾向にあります。活性の高い、やる気のある個体のみを選んで釣るスピナーベイトです。またサイズが大きいだけでなく大きなヘッドにて枝や岩には挟まりやすく、太いワイヤーの割には根掛かり回避性は高くありません。
今回は濁った状況では出番が無いものの、クリア状況では唯一無二の力を発揮するBカスタムについて紹介します。個人的な評価は以下の通りです。
★5ヶが満点 | |
アピール | ★★★☆☆ |
低速対応 | ★★★☆☆ |
根掛回避性 | ★★☆☆☆ |
バイト誘発率 | ★☆☆☆☆ |
目次
Bカスタムの特徴
アピール
![Bカスタムのサイズ比較14g](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/84d7d90607e11ce675e04ac646d2f61a.jpg)
![Bカスタムのサイズ比較21g](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/efcfe65a985376203305f3a8350ce7ea.jpg)
Bカスタムはサイズが大きく1/2ozでも3/4oz相当のフルサイズとなっています。1/2ozサイズでは引き抵抗の大きいDゾーンと殆どサイズ感はかわりません。ただ後述の通りBカスタムは極太ワイヤーの影響かサイズ感の割には振動が極めて控えめで引き抵抗の割にはアピールが控えめです。そのため濁りが強い条件では魚に気づいて貰えませんが、逆にクリア条件でも活躍する数少ないスピナーベイトとなっています。
![Bカスタムのブレードサイズ比較](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/4ace363c2cdd7cfaee4366e33e0e34f0.jpg)
またブレードは比較的レスポンスが高くクリスタルSのように平面が多く水押が強い訳ではありません。ただ、より低速でのレスポンスが高いハイピッチャーのブレードよりは水押しも強めです。個人的には強くも弱くも無い平均的なパワーに感じます。
低速対応
![Bカスタムのスピード](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/59703b71869bd13bc15c4cc52180111c.jpg)
前述の通りBカスタムは同じ1/2oz同士のスピナーベイトの比較でも大きめで、巻き抵抗の極めて大きいクリスタルSよりも大型となっています。そのためBカスタムの巻き抵抗は意外に大きく早巻きよりは中層をゆっくりと巻いて強い水押しでバスに追わせてバイトを取るスピナーベイトです。
ただ前述の通りブレードは低速レスポンスが高い訳では無いため、スローロール専用機では無い点は注意が必要です。ブレードによる振動感も少ないため、ある程度の速さで巻く必要はあります。
根掛回避性
![Bカスタムのワイヤー2](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/d0578b9790d24501e55ba32ba3fdbb0f.jpg)
Bカスタム | 1.0mm |
ハイピッチャーMAX | 0.9mm |
クリスタルS | 0.7mm |
レベルスピン | 0.7mm |
Dゾーン | 0.6mm |
Bカスタムのワイヤー径は恐らくスピナーベイトの中でも最大クラスの太さであり、Bカスタムよりワイヤーが太いスピナーベイトを私は知りません。そのためワイヤーによる根掛かり回避性は抜群ですが、難点はヘッドの大きさです。平べったいヘッドは岩などを乗り越えやすい形状ですが、逆に枝や岩の隙間には頻繁に挟まります。そのため根掛かり回避性はハイピッチャーMAXよりは若干劣ると感じます。
![Bカスタムのフック](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/630cce6ce935926f5488ee3e7828eeae.jpg)
なおフックはスピナーベイトの中では平均的な大きさですが、太いワイヤーの恩恵でフックでの根掛かりは少なく感じます。
釣果と良型率
![Bカスタムの釣果](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/d913a9d5cf3a552433cc9dc434bac89e.jpg)
Bカスタムは中層で強く水を押しながらバスを寄せてバイトを取るスピナーベイトです。そのため活性の高いやる気のある個体しかバイトしません。サイズの大きさもあってバイトは少な目ですが、バイトがあれば間違いなく良型となります。
注意点
![Bカスタムのスカート](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/1900f043de7a178e788264ea0e08c3d1.jpg)
Bカスタムを使用する上で要注意なのがスカートを止めるゴムが壊れる点です。購入した時点でワイヤーや糸で縛ってゴムが切れてもスカートが取れないよう補強する必要があります。
他のスピナーベイトとの比較
Dゾーンとの比較
![24スティーズSV TW 100のキャスト性14gスピナベ](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2023/12/b8ac030706ccfd8fc9fc8f443977b370.jpg)
いずれも遅めの巻き速度で何もない中層でバイトを取るのが得意なBカスタムとDゾーンですが、大きな違いは濁りへの適正です。Bカスタムは太いワイヤーの影響か振動感が極めて小さくクリアな状況で有効ですが、極細ワイヤーのDゾーンは振動感が極めて大きく濁った状況でこそ有効となります。Dゾーンの詳細は別記事で紹介しております。
ディーパーレンジとの比較
![ディーパーレンジの使用例](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/51a9233e1a702c79a4c7647d7a035ab2.jpg)
こちらも何もない中層で有効なディーパーレンジですが有効なのはスピードが必要な時です。ディーパーレンジは低速では全くブレードが回らず、また引き抵抗が小さいため早巻きでこそ有効になります。ディーパーレンジの詳細は別記事で紹介しております。
まとめ
![Bカスタム表](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/0926625ad10945493fb854e69dbd06dd.jpg)
![Bカスタム裏](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/01/ecef18391fbc1a3b6910d25baa3af97e.jpg)
今回紹介のBカスタムは
・クリア状況で有効な他に無いスピナーベイト
・バスに追わせてバイトさせるのが得意もカバーに当てるのは苦手
・濁った状況では出番がない
となっており濁った状況ではクリスタルSやDゾーンに劣りますがクリア気味の状況で活躍する唯一無二のスピナーベイトです。特に狙って大型を取れるためバスがフィーディングに入った状況で特に活躍するスピナーベイトでもあります。