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お手頃価格が魅力のタトゥーラに軽量ルアーに対応可能なBFモデルが追加されました。BFの名前だけあって5g前後のルアーまで快適にキャスト可能で、かつ巻き上げトルクも悪くありません。おそらく米国市場がメインとなる機種とは思いますが、日本でもBFとしては使用可能なレベルには仕上がっています。
ただ、やはり安価帯のリールだなぁといった印象は否めません。5g以下の軽量ルアーへの対応力もアルファスBFに明確に劣り、キャスト時のノイズも大きく、もう少し高くてもアルファスBFを買った方が快適と個人的には思います。BF機としては少々重い自重もバス用途では使用が限られ、重さゆえかBF機としては巻き上げパワーも強い事も合わさって、バス以外の大き目の魚を対象とした方が適していると感じます。
今回はバス用のBF機としては少々重くパワフルな26タトゥーラBF TWを紹介します。
26タトゥーラBF TWの特性

タトゥーラとの名称で販売されていますが、ボディは完全に21アルファスSV TWがベースです。


パーツ使いまわしが大好きなダイワではよく見られる現象で、ボディの肉抜きなど細かい点は異なりますが、ユーザーとしてはコンパクトかつ剛性感の高いアルファスのボディが安価帯のタトゥーラでも使用できる点は有難いかと思います。
スプール
外観
スプール径は30mm×21mmと径はBF機種としては径が大きめです。


幅は通常の24mm幅よりナローとなっています。メーカー表記では21mm幅ですが実測値では22.2mmでした。これは25アルファスBF TWや21アルファスSV TWと同じ幅です。参考までに21ジリオンSV TWではメーカー表記では24mm幅に対し実測値では25.2mmとなります。


重量


スプール重量はBF機としては非常に重く10.9gと25アルファスBF TWの8.0gより3g近い重力増です。


その影響で糸巻後の重量も重く、フロロ10ポンド×30mで13.8g、高比重PE1号×30m+フロロ10ポンド×10mで僅かに軽量化でき13.3gとなります。
キャスト性能
フロロなら5gまでピッチング可能もスプールが重い

肝心の26タトゥーラBFのキャスト性能ですが使えるものの正直に言うとアルファスBFより明確に劣ります。


とりあえず5g台のハードベイトは問題なく投げられます。

ただスプールが重いためか、ある程度ブレーキ目盛を強めないとスプールの糸浮きが多発します。キャスト時のノイズも大きくピッチング以外のキャストでは唸り音が酷いです。


基本的にブレーキが強めの設定になるのでピッチングも快適とは言えず5g台のスワンプクローラーなら対応可能ですが4g台のカットテール5インチだとピッチングでは精度が出ません。
PE設定なら5g以下が多少は快適に
PEを使用することでスプールが軽量化されるため軽量ルアーのキャスト性能が向上します。BF機でのお勧めは高比重PE1号にフロロリーダー8~10lbを10m程です。近距離の操作感はほぼフロロにも関わらず、キャスト性能が向上します。

前述のフロロ通しの設定ではイマイチと感じた26タトゥーラBFも PEであれば使える印象です。

フロロでは快適とは言えなかった5g台のワームのピッチングでも低弾道で投げられます。


PEなら4g台のカットテール5インチも対応可能ですが、この重さが下限であり、これ以上に軽いスワンプjrや虫系ワームだとキャストが定まらなくなります。
キャスト時の唸り音はスプールベアリング無しの影響?


26タトゥーラBFだけでなくタトゥーラ系は全てスプールにベアリングが有りません。その影響がシリーズの製品は総じてスプールが高回転となった際に唸り音が酷く感じます。安価帯のため仕方ないのですが、21ジリオンSVなど汎用価格帯以上の大半の機種ではスプールのベアリングの恩恵か高回転時の唸り音は少な目です。
重量はBF機としては重め

26タトゥーラBFで悩ましいのがBF機としては重いことで、正直に言ってベイトフィネスで多用されるような66以下のロッドに合わせると重く感じます。逆に7ft以上のロッドであればバランスが取りやすいのでベビー級ロッドに合わせたい場合は最適です。

この重力の影響で1〜2フィンガーでの操作では手の負担が大きく、繊細な操作に適してるとは言えません。
ドラグ音有りの安心ファイトが可能


ベイトフィネスにおいて必須と言えるのがドラグ音です。太糸のベイトであればドラグがフルロックでも問題ありませんが、10lb以下が主流のベイトフィネスではドラグが必須です。タトゥーラ系は安価のためか全くドラグ音は搭載されていませんでしたが、BF機だけあって26タトゥーラBFにはドラグ音が搭載されています。そのため安心した魚とのファイトが可能です。
必要十分なコンパクトさ

左から21アルファスSV TW、26タトゥーラBF TW、23SS AIR TWです。おそらくですが26タトゥーラBFは21アルファスSVとボディのベースが同じで、実測でもボディサイズは変わりません。スティーズCTベースの23SS AIRは、もう一回り小さなボディですが、26タトゥーラBFでも十分に使いやすいコンパクトサイズと言えます。
勝手に目盛りが変わるブレーキダイヤル


タトゥーラシリーズで非常に残念なのがブレーキ目盛りで、サイドカバーに露出してるため移動時などに勝手に目盛が変わり移動直後の一投目でトラブルが発生しやすい点です。この点に関しては他の機種に明らかに劣ります。
剛性感はBF機としては高め

少々驚いたのが26タトゥーラBFの巻き上げトルクの高さです。25アルファスBFではレギュラーサイズのクランクなんて巻き抵抗が大き過ぎて使えた物では無かったですが26タトゥーラBFなら対応できます。重力が重い分、巻き上げ力が他のBF機より高いようです。


参考までにメインギアの直径も測定しましたが26アルファスBF TWと同じでした。

23SS AIRや25アルファスBFは特に巻き上げパワーが弱いと感じており、ひょっとすると新ブレーキによるサイドカバーでボディ剛性が落ちているのかもしれません。
分解時にギアが取り出しやすい




左が26タトゥーラBF TW、右が23SS AIR TWです。旧型のダイワ機はギアシャフトの上からボルトで抑え込む構造になっているためギアシャフトが変形しメインギアが取り出せなくなりますが、26タトゥーラBF TWはナットに改良されておりシャフトの変形が無くメインギアの分解取り出し時にも困りません。
コスト
タトゥーラシリーズの最大の特徴が手を出し易い価格帯とは思うのですが、個人的には26タトゥーラBFは使えなくは無いものの他のBF機に明確に劣ります。個人的には、もう少し金額を出してでも25アルファスBFを買うことを強くオススメします。
デメリット
ハンドルとウォームシャフトは樹脂カラーのためベアリングに要交換

改造となるためメーカー保証の対象外となりますが、ハイエンドではない製品のため各部に樹脂カラーも多くベアリングへの交換にて巻き心地が大幅に向上します。交換箇所は計6ヶ所です。まず各ハンドル内部の片方は樹脂カラーのため4ヶ所ベアリングへ交換できます。


またギアボックスまで分解する必要がありますが、ウォームシャフトの両端も樹脂カラーのため2ヶ所ベアリングに交換可能です。
TWSがハードベイトの針に当たる


26タトゥーラBF TWに限らずですが、ダイワのTWS搭載機はライン放出口が上下に動くため、リールにトレブルフックを引っかけると針先が当たり傷やフックが鈍る原因になります。私はジーニアスプロダクトのフックキーパーを使うことで対応しています。
他のリールとの比較
25アルファスBF TWとの比較
| キャスト性能(3g) | 25アルファスBF |
| キャスト性能(5g) | 25アルファスBF |
| キャスト性能(7g) | 25アルファスBF |
| キャスト性能(10g以上) | 25アルファスBF |
| 剛性感 | 26タトゥーラBF |
| 自重の軽さ | 25アルファスBF |
| ライントラブル耐性 | 25アルファスBF |
| コストメリット | 26タトゥーラBF |
かなりスペックの近い機種として25アルファスBFが有りますが、BF機としては個人的には25アルファスBFの圧勝と感じます。多少25アルファスBFの方が高いですが、それでも25アルファスBFを買った方が後悔しないと感じます。
まとめ

今回紹介の26タトゥーラBF TWはBF機として使用は可能で5g前後のルアーまで対応可能ですが、快適に扱うには PEが必須で、細かい点で25アルファスBFには劣っており、私は検証のために26タトゥーラBFを購入しましたが、これをご覧の皆様は25アルファスBFを買うことを強くお勧めします。

