ルアーの分析方法について

使い込んだルアー

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そういえば語った事無かったぁと感じるのが私のルアー分析の方法。結論から言うと一つのルアーを徹底的に使い込む事です。

書籍やネット、動画で発信される情報を参考にはしますが、実際には実釣から得られた情報しか信用はしてません。フィールドによって特性も異なるため、自分のホームフィールドでの実釣を通じてしか残念ながら答えにはたどり着けませんを。それには多くの釣れない時間を経験することになります。

ただ、この釣れなかった経験が後々になって非常に役に立ちます。というのも同じことを同じ状況にて同じルアーでは繰り返さなくなるためです。一度は釣れない経験が必要になりますが、一度経験すればルアーごとの釣れる状況、釣れない状況が理解でき、使い込んだルアーを使うべき状況が分かるようになります

今回は私が普段行ってるルアー分析の方法を紹介してみます。ただ、割と大変です。面倒な方は私のルアー紹介の記事を参考にルアー理解のショートカットをして下さい。

雑誌やネットで調べる

Basser

知らないジャンルを理解するには、まずは調べます。特に役に立つのがBasser誌。クランクやスピナーベイト、ジャークベイトからストレートワームまで一つのジャンルを網羅し、何度特集を組んでる雑誌って他に知らないです。バックナンバーまで調べたらクランクとかスピナーベイトなんて数回の特集では済みません。

最新の流行を追いかけるならルアマガ誌も有効とは思いますが、流行ルアーの使い方を理解していないとルアマガの情報は生かしきれないかと。なので、ルアマガの方が私は上級者向けと感じます。

話が逸れましたが調べた中で多くのプロが扱っている、もしくは契約していないにも関わらず使っているルアーが特に優秀なルアーです。スピナーベイトではクリスタルSやハイピッチャー、ジャークベイトならワンテンなどでしょうか。なお最近、私はストレートワームを検証していますが、当然、初めに使い込むのは多くのプロが紹介してるワームとなります。

一つのルアーを使い込む

ハイピッチャーの釣果1

調べた後は実践です。とにかく釣れるまで使い続けます。ただ釣れないと検証にはならないので、前述の多くのプロが使うルアーの中でも小さいサイズのルアーから始めるのをお勧めします。私の場合、スピナーベイトはハイピッチャー1/2ozで習得しましたが、クリスタルSの1/2ozの習得には少々時間が掛かりました。またジャークベイトではワンテンを2017年ぐらいから検証してましたが、結局理解したのは2023年で、先に阿修羅の旧タイプを使いこなすハメになりました。

使い込むほどに、この状況なら釣れる、あるいは投げるだけ無駄ってのが分かるようになってきます。ここまで来たら第一段階はクリアです。

同一ジャンル内での違いを見つける

スピナーベイトの違い

私はスピナーベイトをハイピッチャーで覚えましたが、一つのルアーの習得度が高いほど同ジャンルでの他のルアーとの違いが分かるようになります。

ハイピッチャーに比べクリスタルSはアピール強い、ハイピッチャーMAXは低速向け、クルコマはアピール弱いなど。その違いにてハイピッチャーとの使い分けが分かるようになって来ます。

ビールなら違いが分かるかも?

ビールの違い

ルアーごとの違いなんて分からないって人でも自分の好きな分野なら違いは分かるでしょう。ある程度、大人になると各社のビールの違いは分かるかと。

別に酒を飲めと言ってる訳で無く、自分が普段から日常的に触れている分野なら小さな違いも分かるはず。そのレベルまで使い込むのが大事って事です。

使い込んだルアーは傷だらけ

使い込んだルアー

因みに写真のが私が使い込んだルアーです。

シャワーブローズ、ヤマト、ワンテン、阿修羅の旧ver、ハイピッチャー

ジータ、TN、イヴォーグ、HPFクランク

どれもボロボロになるまで使いました。だからロストする前に殿堂入りさせた思い入れのルアーでもあります。

同一ジャンル内での基準を作る

スピナーベイトの基準

同一ジャンルのルアーを使い込むと、何でも出来るルアーが見つかります。私の場合、スピナーベイトではハイピッチャーMAXが該当します。

基準が出来るとスピナーベイトの中でも状況に合わせたスピナーベイトを選びやすくなります。取り敢えず何でも出来るハイピッチャーMAXから始めたとして、濁っててアピール落としたいならクリスタルS、クリアでアピール落としたいならBカスタム、スピード落とすならDゾーン、逆に早巻きならハイピッチャーなど。

たまにルアー選択そのものが釣り人のレベルとか状況の理解度を表現してると言われますが、私もその通りと感じます。使い込むほどに状況に応じたルアー選択が早く的確になります。

ジャンルの広げ方について

ジャンルの違い

私はスピナーベイトを初めに理解し次に他のハードベイトを覚えました。と言うのも使うほどにスピナーベイトでは対応出来ない場面が分かるようになったからです。スピナーベイトで攻略したくても物理的に無理って状況が見えて来ました。特にピンポイント攻めと遠投です。

スピナーベイトでは障害物に当てて浮かせるのは物理的に不可能です。また空気抵抗が大きいので大遠投もし難い。そこからクランクとバイブレーションの釣りも横展開で習得しました。

ただ、この横展開には釣れない、もしくは、やり難いと体感する事が大事になります。これらも、ルアーを投げ込んだ経験からの失敗から理解出来るものです。

ルアーの理解には釣れない経験が大事

ワンテンの使用例

ルアーを深く理解するには難点もあります。一つのルアーを、この条件なら絶対に釣れると確信が持てるレベルまで理解する必要が有るのですが、コレに非常に時間がかかります。私も初めに理解したスピナーベイトは数年、ジャークベイトなんて2017年ぐらいから練習し始めて理解したのは2023年でした。まぁ、大変だった。

こんなの嫌って人が大半とは思いますが、これに時間をかける事で釣れる状況だけでなく釣れない状況を知る事ができます。プロが1年ぐらいルアー縛りを推奨する事が有りますが、その理由がコレ。そのルアーが釣れる状況よりも、釣れない状況を理解する方が大事だったりします。

釣れない状況の理解って意味ある?と思われそうですが、特定のルアーが釣れない状況を知ってると、そのルアーからフィールドの状況が分かるようになります。

使い込んだルアーでの釣れない状況が分かると、ルアーを投げるだけでフィールドの状況判断が出来るようになってきます。これがサーチって呼ばれるヤツですね。というわけで、次回のルアー交換と状況へのアジャストに続きます。

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