個別ジャークベイトの紹介③(2025年5月版)水を切る系

ジャークベイト使い分け

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最後に紹介するのが水を切ってダートするジャークベイトです。一言で言うと昔のジャークベイトですね。数が狙いやすく釣りやすいジャークベイトです。

時期としては一般的にジャークベイトが有効と言われる早春からアフター時期とは異なり、初夏から秋までの出番が多く、ポーズ時間は極力少なめにアクションし続けるのが有効と感じます。

ただ要注意なのが昔のルアーためかPEラインだと入力が強過ぎてアクションが破綻するルアーが多い事。LクラスのバーサタイルロッドならPEにリーダー6mの長め設定で扱えましたが、ML以上の強さだと超繊細なアクションが求められ釣りになりません。

以下ではPEへの対応有無を分けて記載してます。ただロッドの硬さ、ラインの伸び、アクションの強度に大きく依存するため参考程度に見て下さい。

ルアーテストに使用したタックル

以下のPE対応有無を判断するのに以下の2タックルでテストしています。

いずれもPEにフロロリーダー6mで設定していますが、ML+ロッドではフロロ10lb×6m、Lロッドではフロロ6lb×6mとしています。以下ジャークベイトの纏めでML+ロッドではアクションが破綻Lロッドでしか扱えなかったジャークベイトをPE要注意に分類しました。

③水を切ってダートするジャークベイト(PE対応可)

阿修羅(旧ver廃版)

阿修羅(旧ver)

私は阿修羅の廃盤となった旧verでジャークベイトを習得しました。特にフローティング版を溺愛してて、初夏から秋までバイトが溜まる場所では圧倒的な釣果が得られます。適当にアクションしてるだけでバイトが取れるのですが、そのアクションが絶妙。

フラッシュミノーやM-1よりは強くTDミノーに近いパワーを持っておりシャローフラットでも魚を寄せる事ができ、かつ3フックなので小さ過ぎて口に収まらない子バスも次々に絡め取ります。フローティングverがあるため浅い場所でもボトムに刺さり難いため連続ジャークが可能で、特にハイシーズンのシャローエリアを狙うのには最高のルアーでした。

ただ難点は廃盤って事。リニューアルされた阿修羅Ⅱも売られてますが、あれは完全に別物で早春からアフター用のジャークベイトになっており、ハイシーズンには巻きミノーとしてしか扱いにくいジャークベイトと感じますので間違えないようご注意を。

X-70

X-70

なんで、もっと有名になって無いのかと疑問に思うほど釣れるX-70。初夏に子バスが溜まる場所へ投げてアクションさせれば、あっという間に釣れるほど釣果が凄まじいジャークベイトです。サスペンドモデルですが、潜り過ぎず水深50cmでもボトムに刺さらずに連続アクションが可能で魚に見切る暇を与えません。こんな小さな全長にも関わらずPEでの強めのタックルにも対応可能です。

ただ唯一の難点が飛距離。4.5gしか無いため広いシャローフラットを探るには飛距離が足りず、どうしてもピンポイント専用機となってしまいます。広範囲のサーチにはX-75との使い分けが必要となります。

GCミノー89

GCミノー

GCミノーも水を切るダート系では優秀です。軽いアクションでもダートしやすく軽快に左右に飛びます。ただGCミノーが凄いのが直進安定性で高速巻きでも全くアクションが破綻しません。この点についてはレベルミノーに匹敵します。そのため個人的には早巻きでの使用が最も多くなっています。

なおジャークでも全く問題なく使えるのですが個人的に出番が低い理由がレンジが入る事。0.5~1mは楽々と潜るためシャローフラットを探るにはボトムに刺さり易く、私の使いたい状況に合っていないのが理由です。逆に水深1mをサーチしたいなら最適のジャークベイトとなります。

フェイス87

フェイス87

困った時の切り札になるのがフェイス87。アクションが非常に弱く、強いアクションを加えると直ぐに動きが破綻します。そういった意味ではPEどころか高速アクションにも全く適さないジャークベイトです。

ただ魚が渋った状況では、この弱いアクションが非常に相性が良く、他のジャークベイトでは釣れない状況でもバイトを絞りだせます。どうもポンプリトリーブも有効の様で、巻きでの釣果も検証中です。

ただ難点としてはアピールが弱すぎる事。X-70よりも弱いため絶対に魚がいると確信できる場所でしか出番がありません。また前述の通り強いアクションでは動きが破綻するため、弱いトゥイッチを心掛けて下さい。

③水を切ってダートするジャークベイト(PE要注意)

M-1ミノー

M-1

90mmクラスでは最もアピールが弱いと感じるのがM-1ミノーで、阿修羅やTDミノー、K-1ミノーなどと比べてもダート幅が広く水押しは控えめです。そのため魚を呼ぶアピール力では劣るものの、バイト誘発力という面では90mmクラスの中でも最強かもしれません。

ただレンジが入りやすく簡単に0.5~1.0mmの水深まで潜るためシャローフラットでは私は使い難く出番は少なくなっています。また意外に重量もありスピニングPEのロングキャストでも使えるかと試しましたが、PEでは動きが破綻しやすく繊細にロッド操作を加えないとアクションが破綻します。個人的にはフロロラインにて近距離で扱うのに特化したルアーと感じます。

追記:ここで記載しているのはCBSモデルの特徴でノーマルの重心移動モデルはハードジャークにも対応可能と判明しました。もう少し使い込んだ上で情報アップデートします。

フラッシュミノー

フラッシュミノー

今回紹介しているジャークベイトの中で最もアピールが弱く繊細な誘いが可能なのがフラッシュミノーです。M-1ミノーより更にアピールは弱くバイト誘発力では最強かもしれません。頭上がりの姿勢のためレンジが入り難くシャローでも扱いやすいのもポイントかと。

PE要注意のジャークベイトの中でも最もPEに対応しているジャークベイトではありますが、それでも強くアクションを入れると泳ぎが破綻して水面に飛び出します。ルアー重量も軽いためULかLクラスロッドでの使用をお勧めします。

K-1ミノー

K-1

このサイズ感としては大きめのリップが特徴のK-1ミノー。見た目の特徴通り水を掴みやすく移動距離の少ないアクションとなりピンポイントを攻めるのが得意です。

M-1ミノーやフラッシュミノーよりはパワーが強いもののボディサイズも小さめの為かハードコアフラットミノーの様なパワーは有りません。あくまでクリア向けの仕上がりとなっています。

TDミノー

TDミノー

実は私が始めてジャークベイトで釣ったのがコレです。TDミノー。アクションは旧阿修羅に近く適度に水を押しながらもM-1ミノーやフラッシュミノーよりは控えめなパート幅でアピールとバイト誘発力を兼ね備えています。頭上がり姿勢のため阿修羅より浅いレンジを狙いやすいのが特徴かと。

ただフックが6番のフロントリアだけのため子バスを狙うには旧阿修羅の方が圧倒的にフッキング率が上がります。阿修羅のフローティングがあれば、あえて使う理由は見当たりません。

シュガーミノー

シュガーミノー

旧阿修羅の代替を探す中で試してたシュガーミノー。ただ、これ全くジャークベイトでは無くミノーです。水を掴んで高速でも破綻せずに泳ぎ切る性能は素晴らしく、渓流やソルトで重宝されるのも納得です。ただジャークとなるとダート幅も狭く、正直に言って良い動きとは感じません。基本はただ巻きで、アクションの変化程度にトゥイッチを入れるのが適したルアーです。

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