個別ジャークベイトの紹介②(2025年5月版)水を押しながらダートする系

ジャークベイト使い分け

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前回は水を下に押す系、つまりミノーのようなただ巻きが得意でジャークしてもダート幅の狭いジャークベイトを紹介しました。今回はパート②として水を押しながらダートする系を紹介します。元々は水を左右に押すと表現してましたが、コレだと①の水を下に押す系と混同しやすいので表現を改めます。

この分野については①の水を下に押す系より理解が深いですが、現時点での私の認識として見てもらえると助かります。

②水を押しながらダートするジャークベイト

ヴィジョンワンテン

昔ながらの小型ジャークベイトと比べると衝撃の大きさだったワンテン。2000年まではジャイアントドッグXでさえ大型ルアーと呼ばれていたのでワンテンも当初は大型ルアーとの認識で米国のみの販売を予定していたようですが、あまりの人気に日本でも販売となったとの事。

特徴は強烈な水押しと鋭い左右へのダート幅で特にフラット上の同一レンジの魚を呼び寄せバイトさせるのが得意なルアーです。特に私は濁ったシャローで溺愛しておりフラットサイドのただ巻きがでは追いつけない魚を仕留めるのに重宝してます。

逆に言うと、アピールが必要な状況でなければワンテンは全く釣れません。一般にジャークベイトはクリアな状況が得意と言われますが、5年以上ワンテンを試しても私の腕ではクリア状況では一匹も釣れませんでした。こういった水を大きく押すルアーについては、私は少しでも濁りが入った状況をお勧めします。

ワンテンSR

シャローフラットで活躍するワンテンですが個人的な悩みが潜り過ぎる事。ポーズ時間が長いと見切られるため連続ジャークで攻める事が大半なんですが、そうすると水深50〜1mのシャローフラットではボトムに刺さって根がかるんです。

昔はハイフロートモデルもあったのですが廃盤。そんな中に登場したのがワンテンSR。スローフロートで浮き上がりは遅いんですが30cmも潜らないため連続ジャークでもボトムに刺さらず、また水面直下を維持し続けるのが特徴です。使う条件はワンテンと同じなのでレンジだけでの使い分けで問題ありません。

ワンテンJr

ワンテンJr

ワンテンのサイズダウン版はヴィジョン95でなくワンテンjrとなります。ワンテンの特性はそのままにアピールを抑えたモデルで濁りが少ない時に有効かと。ただ旧阿修羅など90mmサイズとしてはアピールは非常に高いのでクリア状況は苦手。ささ濁りやウィードなどの障害物のあるフラットでの使用をお勧めします。

エリー95

エリー95

エリー95って現代のジャークベイトの中では極めてレアなオールラウンダーと感じてます。ミノーとしてはビーフリーズ78より若干アピール弱いけど十分な集魚力を持っており、ビーフリーズ78に近い性能を持ってます。

それより衝撃なのがジャークベイトとしての性能。ビーフリーズ並に体高があるのにアクションのレスポンスもキレも鋭くダート幅も優秀です。まずは巻きでサーチして、続いてジャークも試せるため一つのルアーで2通りの攻め方が可能。

要注意なのが意外にパワーがあるため多少の濁りやローライト条件でないと、特にクリアではバイトが出難い点。あとフックは太軸のカマキリ6番が付いてますが軽くしない方が良いです。フックを軽くするとアクションが弱くなりダート幅もただ巻きがでもイマイチなルアーに変わるため要注意です。

ダウズビドー

ダウズビドー

ダウズビドーも体高に反してダート幅も鋭さも素晴らしいジャークベイトですが、これの凄いのはピンポイント攻略性能です。普通のジャークベイトは緩やかに潜るのに対しダウズビドーは急速潜行型なのでショートキャストで1mレンジまで潜らせられます。かつ浮き上がりも良いためショートキャストでのピンポイント攻めが用意で、特にブレイクラインを水平でなく直角に攻める必要のある陸っぱりでは非常に重宝します。

ただ巻きでも使えないことは無いですが高速域ではチドるためポンプリトリーブ的な使い方なら対応可能です。

X-75

X-75

最近、かなり気に入っているのがX-75です。こんなジャークベイト必要?と思ってたんですが、かなり重宝しています。と言うのも近距離ならX-70の方が釣れやすく、巻くにはビーフリーズ78やエリー95には飛距離が全く及ばず中途半端な存在だと感じていました。

ただX-75は飛距離が必要かつ、アクションで誘いたい状況で重宝します。具体的には旧阿修羅の代替です。X-70などの昔のジャークベイトは水を切るため釣果は素晴らしいものの飛距離が出ず、他の多くの90mmジャークベイトではレンジが1mくらい入るためシャローフラットを攻略できるジャークベイトが阿修羅の廃版にて無くなっていました。X-75はこの用途を代替でき、比較的小さなボディのため水を多少は押すものの、程度が控えめでクリア状況でも活躍します。

また巻きでも釣りやすく、ビーフリーズ78と比べるとサイズは選べませんが子バスを楽しめるルアーです。PEでも全く問題無く扱えるのも利点です。今後、小型かつ飛距離の出るジャークベイトが増えるのではと期待の持てるジャンルが出来たと感じています。

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