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バスロッド転用では少々不安になるインショアでの青物、これに安価帯でありながら真っ向勝負出来るのがムーンショットBS S73M+です。まず価格が非常に魅力的でゾディアス以下の価格で買えてしまします。にも関わらず性能には全く問題ありません。
大半のバス用スピニングはライトリグ向けで柔らかすぎる上に細糸を使う前提なので大型魚とのファイトなんて想定していませんが、インショア向けに開発されたムーンショットBS S73M+なら60cmを超える青物とのファイトも対応できます。ある程度ティップにハリが有るため120mm前後のジャークベイトや50gぐらいまでのジグが扱いやすく、長すぎないため操作性にも優れています。
ただ若干ロッドが重くダルい感じが有るのは否定できません。ロッドのバランスも悪く使いこなすには4000番の重いリールでないとバランスも取れません。今回は重めのリールが必須ではあるものの、インショア入門としては最高のロッドと言えるムーンショットBS S73M+を紹介します。
ムーンショットBS S73M+の特徴


ムーンショットは低価格帯のロッドでインショア入門用としては手を出しやすい価格ですが、その分、包装も簡素です。ロッドの袋に説明書と外側に板紙の説明書きだけとなってます。

またグリップもコスト削減のためか珍しくFujiのリール止めが搭載されてます。コレだけ他のパーツと調和してなくて、申し訳無いですが見た目は安物感が否めません。
シリーズによる違い
インショア入門の73M+にはシマノでは3グレード用意されています。釣具屋で触っただけですが、私の所感を下記します。
21ディアルーナBS
バスで言うエクスプライドで2.5万ぐらいの価格。最初はコレにしようかと思い触ってみましたが、意外にリフティングパワーが弱く、竿を曲げてからの戻りが反発が強く段々で戻る印象です。確かに軽くシャッキリ感も有るのですが、このリフティングパワー不足で購入意欲が削がれてしまいました。明らかにワールドシャウラやスコーピオンよりリフティングパワーが弱く青物相手では不安に感じます。
24インステージ
触るとコレ最高ってなるのがインステージです。軽いしボヨボヨ感が全く無い割にはリフティングパワーも非常に強く、文句の付け所がありません。ただ2026年現在の店頭価格が4万弱は入門機としてはハードルが高過ぎます。
23ムーンショットBS
調べてるとボヨボヨ感が強いムーンショットでしたが、たしかに上記2機種に比べたらダルさは最も強く感じます。ただ、4000番クラスの重めのリールさて使えばバランスは全く問題有りません。またディアルーナで心配だったリフティングパワーがムーンしょでは非常に強く、青物相手でも安心と感じたので購入に至りました。
スペックと外観

| 全長 | 7.3ft(2.21m) |
| 重量 | 118g |
| パワー | M+ |
| 先径(mm) | 1.8 |
| カーボン含有率 | 99.4% |
前述の通り若干のダルさは感じるムーンショットですが、自重は118gしか無く、青物も対象にしたロッドとしては意外に軽く感じます。
使いやすいルアー

ムーンショットは120mm前後のジャークベイトが扱い易く巻きでもジャークでも対応出来ます。また50gぐらいのジグも使ってみましたが全く問題有りませんでした。
ガイドはソルト仕様

ムーンショットBS S73M+と右がリベリオン742ML+FSです。同じような長さでも、やはりバス用ロッドとは狙う魚のサイズが違うためかムーンはガイド径は大きく、使う糸が太くなるためか、特にティップ付近が大きくなってます。

なおバットガイドは大き過ぎずリベリオンと同サイズでした。
操作性とバランス

ムーンショットBS S73M+のバランスは良いとは言えず重心もグリップ先端から18cm弱の場所です。

一般的なバスロッドである64Lのロッドだと重心場グリップ先端から10cmと大きな違いがあります。
3000番以上のリールが必須

このムーンショットBS S73M+を使うには最低でも3000番以上、出来れば4000番クラスのリールが必須だと感じます。軽いリールだとバランスが取れず少なくとも200g以上のリールでないと持ち重りが酷く扱い難くなります。
ロッドの曲がり方
実際に負荷をかけ曲げた際の写真です。


左から50g(ジョイクロ)、200g(元祖メタニウムMGL)を吊るした際のロッドの曲がりです。ムーンショットBS S73M+は硬めのティップを持っており50g程度の負荷だと曲がりが少なく、200gの負荷で、ようやくベリーまで曲がります。


続いて500g(PETボトル)、1kg(PETボトル×2)の負荷をかけた曲がりです。500gの負荷となるとバット近くまで曲がりますが、まだまだ余裕で1kgの負荷でもバットガイドより手元まで曲がってますが、まだ余力を感じます。
乗り、食い込みの良さ

ムーンショットBS S73M+はミノーのジャークなどにも対応可能なティップを持っているため巻物用の先が入りやすいロッドというよりは、汎用的なロッドと感じます。X-80マグナムのような大型ミノーのジャーキングでもティップが曲がらずルアーをダートさせることが可能です。

それでも若干のダルさは感じるので、そう言う意味では上位機種のディアルーナやインステージに比べると巻物向けかもしれません。写真のようにジャークベイトへのスレ掛かりも絡め取るほどでした。
フッキング性能

少しダルい感じがありベリーも綺麗に曲がるムーンショットBS S73M+ですが、それなりに硬い事いためフッキングには問題ありません。カバー打ちのようなフルフッキングも必要なく、対象魚が強烈に引くので向こう合わせで全く問題ありません。

サワラ~サゴシを何匹か掛けましたがキレイにフッキングが決まってます。
キャスト性能

ムーンショットBS S73M+のキャスト性能は近距離の打ち物的な使い方には向いてませんが遠投には最適です。オーバーヘッドでもアンダーキャストでも20g弱のミノーが50〜60mはぶっ飛ばせます。
トルク感とリフティングパワー

トルクが高いほど魚が暴れにくくファイト時も寄せやすい傾向にあります。私のトルク認識は以下の通りです。
| 5 | ワールドシャウラ、スコーピオン |
| 4 | ハートランド |
| 3 | ブラックレーベル |
| 2 | ゾディアス |
| 1 | エクスプライド |
ムーンショットBS S73M+は手で曲げた際にはトルク感は弱くは無いもののワールドシャウラ系には一歩劣る印象で、個人的には4.5ぐらいのリフティングパワーだと感じます。ただ実際にガイドを糸を通して曲げると驚くほどのリフティングパワーを感じます。

バスでは相手にもならず、淡水だとコイとかナマズ、またショアでは青物と戦えるロッドです。実際に50~60cmぐらいのサゴシ複数匹とファイトしましたが、全く不安が無く、サワラぐらい大きくても問題にはならないと感じました。
コスト
ムーンショットの最大の利点が、この手に取りやすい価格でしょう。ゾディアスよりも安いぐらいの価格で有り、しかも実釣でも困らない性能を持っています。
デメリット
重いリールでないと扱いきれない

このロッドに限らない話では有りますがインショア向けロッドはパワーが強く、バスロッドに比べて長く重い機種が大半ですので、3000番以上のリールで無いと持ち重りが酷く感じます。逆に言えば4000番の重いリールだと持ち重りが減り非常に扱いやすくなります。

それでも実際のインショアゲームにてジャークし続けると腕が筋肉痛にはなります。私のようにインショアゲームの頻度が少ない人には問題ありませんが、釣行回数の多い人だとインステージなど軽いロッドの方が良いかもしれません。
ブランクスの凹凸がザラザラ

ムーンショットBS S73M+の表面はハイパワーXにてロッド表面に巻きつけたカーボンテープの凹凸が激しく無塗装に近い仕上がりのためヤスリのような表面になってます。移動時などPE本線がブランクスに当たるようなリーダー長さだと注意が必要かも知れません。
タックル例の紹介

リール:25アルテグラ 4000XG
メインライン:アップグレードX8 1.5号×150m(PE2号×100mを下巻)
リーダー:30〜40lb
今回のムーンショットはサワラ対応で購入したためメインラインのPEとリーダーは強めの設定です。リールは前述の通り4000番の重め設定とし、操作性をあげています。このタックル一式だと数万程度で購入できるので入門のハードルが下げられ、かつ十分に青物にも戦える性能を持っています。
なおPEはアップグレードX8を使用しましたが、ジャーキングやジグをしゃくるなど操作が多い釣りには少し柔らかいかもしれません。より操作性を求めるならマックスパワーPE X9やハードブル8+など硬めのPEの方が適しています。
まとめ

今回、紹介のムーンショットBS S73M+は手頃な価格に加え青物相手の実釣でも全く問題ないリフティングパワーを持っています。若干ダルく重いのは否定できませんが、重めのリールさえ組み合わせれば問題にはなりません。私のようにインショア入門を検討している人には最適のロッドと言えるでしょう。
