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今さら私などが紹介するまでも無く人気実績ともに名高いビジョンワンテン。キングオブジャークベイトとも呼ばれ、鋭い左右へのジャークが特徴です。ただ個人的にはアピールが極めて高いジャークベイトと認識しており、ジャークを強く行わないと左右へルアーが飛ばない印象があります。
と言うのもワンテンはジャーク時に左右への水押しがジャークベイトの中でも極めて強く、同一レンジに居る魚に強烈にアピールするためです。このためジャークベイトではあるもののクリア状況は苦手で、ある程度の濁り、もしくはウィードエリアなどアピールが必要な状況でフラットエリアから魚を寄せて釣るのに特化しています。
難点としてはフラットに特化したジャークベイトのためピンポイントを狙うのが苦手で、この点に関してはログなど他のジャークベイトに劣ります。またミノーのように巻きで仕留める釣りには向いておらずヴァルナなどとの使い分けが必要です。
今回はジャークベイトの中でも同一レンジの魚に強烈にアピールするワンテンを紹介します。
目次
ビジョンワンテンの特徴
スペック
こちらはワンテンハイフロートの重量ですが13gと適度な重量があるためキャストに困ることは有りません。
フックに関してはお世辞にも良いとは言えず折れ曲がりが頻発するので交換が必須です。ただオリジナルのカツアゲフックが軽すぎるため、シンキングを防ぐためにはBKKのSPEAR-20SSの6番しか選択肢がありません。トレブルフックの詳細は別記事で紹介しております。
参考までに私はフックはトレブルSP-Mの6番を使いたいため、敢えてハイフロートverを選択、サスペンドチューンやレンジ調整は板重りで対応しています。ただハイフロートverは廃版となっているため、多くの方に推奨できる設定でない点は申し訳ありません。
ジャークと巻きへの対応力
ワンテンについては基本的にジャークにて左右に飛ぶよう設計されているようです。OSPのヴァルナとの比較でもリップの根本が細くなっており、かつ水を逃がす設計で小さくなっています。
ただワンテンはムキムキに鍛え上げられたボディビルダーのような特徴的なボディを持っており、明らかに背側が太く腹側が細い設計です。
背側と腹側の太さの実測値でも1mm近く異なっています。
この影響かワンテンはジャークやトゥイッチの際にロールが少なくウォブルが中心のためか、ボディ横側のフラット面が強烈に左右に水を押します。この左右への水押しの恩恵か、特にフラット上に散った魚に強烈にアピールし、魚を寄せてバイトさせる力があります。そのため弱いトゥイッチでは左右にダートし難く、ワンテンの能力を生かすためには強めのアクションが必要となります。
ただ、このアピール力は同一レンジ上の魚には有効ですが、縦ストラクチャーなどに付いたバスを浮かせて寄せるパワーは薄いと感じます。この点についてはラトリンログやヴァルナなど水を掴みやすいリップを持ったジャークベイトが強いようです。
アピール
真ん中:ワンテン
下:ヴァルナ
ワンテンのアピール力は比較的高く、基本的にはウィードエリアや濁りが入った状況に強いルアーと感じます。クリア状況のフラットでもバイトを取りやすい旧阿修羅に比べてもサイズ感が大きく、水が綺麗な状況では障害物に絡めないとバイトが取れません。個人的には濁った状況のフラットで、一瞬とポーズが必要な状況で多用しています。
なおクリア状況ではワンテンjrなどサイズの小さなジャークベイトの出番となります。
釣果と良型率
ワイズが大きなワンテンですが以外にレギュラーサイズのバスが釣れます。特にハイシーズンになるほどレギュラーサイズのバスが釣れやすいと感じますが、アフター期など遅い動きが有効な際には選んで良型を取れるルアーでもあります。
まとめ
今回紹介のビジョンワンテンは
・フラット上の同一レンジから魚を寄せるのが得意なジャークベイト
・クリア状況は苦手で濁りやウィードエリアなどアピールが必要な状況に強い
・魚を浮かせるパワーは弱くヴァルナなどとの使い分けが必要
とクリア状況が強いというジャークベイトの印象とは個人的には真逆でアピールが必要な状況で有効と感じます。フラットに濁りが入った際、ただ巻きでは追いきれない状況でも魚を寄せてバイトさせられるパワーを持ったルアーです。