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広範囲を探すサーチ力、バスを寄せるアピール力、そしてバイトを引き付ける食わせ力のバランスが非常に良いのがシャワーブローズです。一般的なペンシルベイトは広範囲をサーチしやすいもののアピール力が非常に弱く、水深が1m程度の浅い場所や止水域でしか釣れ難い傾向にあります。
ですがシャワーブローズはポッパー形状のヘッドにてアピールが強く水深がある程度深かったり流れが強い場所でもバスを呼び寄せることが可能です。またアピール力も絶妙で強すぎないアピールのため濁りの少ない状況でもバイトを取りやすく、意外に子バスも釣れるのが特徴です。
ただ難点は横アイによるフック稼働域の狭さで良型が掛かるとフックとリングに負荷が掛かり過ぎリングの破損やフックの折れ曲がりが多発します。そのため太軸のリングおよびフックへの交換が必須です。またアピール力が適度のため濁った状況には弱くヤマトなど更にハイアピールなルアーとの使い分けが必須です。
今回は適度なアピール力で流れのある場所でもバスを誘いバイトを取りやすいシャワーブローズについて紹介します。
目次
ペンシルの特徴
ペンシルはトップの中でも早い展開に適しています。アピール力は強くは無く縦ストラクチャーなどから魚を浮かせて食いあげさせるパワーは弱いものの、広いシャローを効率良くサーチできます。そのため早い動きに反応が良い場合に有効です。なお護岸沿いなどをネチネチ誘う場合には羽モノ、ピンスポットをじっくり狙うにはポッパーが有効です。
シャワーブローズの特徴
スペック
重量は26gとルアーの中でも重めで一般的なバイブレーションよりも重い重量です。そのため遠投が可能で、多少の風など全く影響なく狙った場所にキャストできます。
フックは太軸の4番となっており重めとなっています。ただフック交換の際には絶対に普通や細軸のフックへの交換なNGです。
と言うのもシャワーブローズは全長が長くバスの口の中にルアーが収まる事がほぼ無く大半が外掛かりになります。
にも拘わらずシャワーブローズは横アイで、しかも斜めになっているため可動域が極端に狭くファイト中にスプリットリングやフックへの負荷が集中します。そのため40クラス以上の良型とのファイトではリングの破損、フックの折れ曲がりが頻発します。
そのためフック交換は太軸が必須で個人的にはRCカマキリの4番が気に入っています。各フックの特徴は別記事で紹介しております。
またスプリットリングも強度不足を補うため強度の高いリングへの交換が必須です。個人的にはボンバダの2番を使用していますが、ソルト用のリングでも代用出来ると思います。
なお浮き姿勢は水平となっておりドッグウォークしやすくアピールしやすい姿勢となっています。
スピードとアピール
シャワーブローズはアピール力が適度に高く水深が1m前後と深かったり、流れのある場所でもバスを呼び寄せることが可能です。また抵抗感も少ないため早いドッグウォークも対応可能でレンポよく広いエリアをサーチできます。
ネチネチと一ヶ所を狙うことも出来なくは無いですが、その用途ではポッパーの方が適していると思います。また超高速のドッグウォークでは抵抗が大きすぎるためサミーなど別のペンシルの方がお勧めです。
釣果と良型率
シャワーブローズはサイズの割にバスのバイトが取れやすいルアーであり良型から子バスまで釣ることが可能です。どちらかと言うと良型のバイトが多めですが、子バスのバイトも少なく無く、使う条件が合っていれば高確率で釣果が期待できます。
まとめ
今回紹介のシャワーブローズは
・流れの中や水深が深くてもバスを誘い出すアピール力とクリアでもバイトが取れる食わせ力
・広範囲をサーチ可能もヤマトなどに比べると濁りやウィードエリアでのアピール力は不足
・フックとリングが破損しやすく太軸への交換が必須
となっており特にハイシーズンで釣果が期待しやすいペンシルです。ただフックは純正でも対応可能ですがスプリットリングが、あまりに破損しやすいため使用に際しては必ず太軸スプリットリングに交換の上でお試しください。