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意味の分からない形をしているにも関わらず今でも人気の絶えないビッグバド。個人的には濁りに非常に強い羽根モノといった用途で大活躍しています。リアについたブレードがリップにより左右に振り回され爆音を奏でるため濁りの強い状況でも強烈にアピールします。また巻き抵抗が極めて強いため低速巻きに非常に適しており、狙った場所を丁寧に攻めることが可能です。ロッド操作にも機敏に反応し要所ではポッパーのようにドッグウォークさせ更に丁寧に狙うことも可能です。バスだけでなくナマズも引き寄せる、未だに替えの利かないルアーです。
難点は強すぎるアピール力であり、使いどころを外すと全くバイトがありません。また現状ではスミス社が米国に受注生産したタイミングでしか手に入らず、市場に出回るのが数年に一度と入手し難い点も悩みどころです。
今回は濁った状況でも抜群のアピール力で魚を引き付けるビッグバドについて紹介します。
目次
ノイジー系の特徴
ビッグバドのようなノイジー系は個人的にはポッパーとバズベイトの中間として使用しています。アピールが強烈なため濁った状況に強いのが特徴ですが、ポッパーよりは早く、バズベイトよりは丁寧に攻められるのが特徴です。なお羽根モノやペンシルは濁りが少ない状況で有効です。
ビッグバドの特徴
スペック
重量は19gとベイトでもキャストしやすい重量であり遠投やピンポイントへのキャストも容易です。ただ難点はフックで余りにも刺さりが悪すぎるため交換が必須です。
米国ルアーにありがちなショートシャンク極太フックですが大きさとしては3番相当です。ただビッグバドのアクションにはフックの重さが必須で、軽いフックに変更すると低速では動かず特性が台無しになります。
個人的にはトレブルSP-Mの2番、更に低速で巻きたい場合にはピアスクアッドの3番への交換がお勧めです。各フックの特徴は別記事で紹介しております。
またスプリットリングは前後のフック干渉を防ぐため2番を使いたいところですが、強度不足を補うために、あえてボンバダ品の2番を使っています。
ただフック交換は力業です。ヒートンを1~2回転緩めて抜き出しプライヤーで無理やり広げてフックを取り出す必要があります。なおヒートンが開いた状態でスプリットリングを入れ、その後にプライヤーで閉じると作業が楽です。フックが刺さらないよう十分に注意してください。
低速特性
止めて放置しても釣れるポッパーとは異なりビッグバドはゆっくり巻くことに特化したトップではありますが巻き続けないと釣れません。時にはドッグウォークも対応可能ですが、基本は低速で巻くためのルアーです。
アピール
ビッグバドのアピール力は最強クラスでブレードによるカチカチオンが濁りでもナイトゲームでも抜群の存在感を発揮します。他のルアーではアピール力が足りない時こそビッグバドの出番です。
釣果と良型率
ビッグバドは決して釣果の多いルアーではありませんが爆発力がすさまじいホームランバッターです。濁った状況で表層に反応が多い時にはぜひとも使ってください。バスだけでなく大型ナマズも頻繁にバイトしてきます。
まとめ
今回紹介のビッグバドは
・羽モノのようにスローかつ濁った状況でも強烈にアピール可能なトップ
・合わない状況では全く釣れないホームランバッター
・フックは使い物にならず交換必須
となっており条件が合えば強烈な釣果を叩き出すトップです。入手難のため店頭で見かければ有るうちに購入するのをお勧めします。