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いまさら私が紹介するまでも無いほどカバークランクとして有名なイヴォーク。とにかく根掛り回避性が高いのが特徴で回避性に関してはクランクの中でも最高と言っても過言では無いと考えています。そのため濁った状況にて障害物に当てて、クランクを浮かせた際にバイトを取るといった典型的なクランキングが最も適したクランクとなります。
ただカバークランクに特化した性能のため他の性能を犠牲にした感は否めません。ただ巻きでの食わせ性能は高いと言えず、高速ではチドりやすいためオープンウォーターで使いやすいとは全く言えません。アピール力も強めのため、やはりピンポイントの障害物を攻めるのに特化したクランクと言えます。
今回は他の性能を犠牲にしても障害物回避性能に特化したイヴォークについて紹介します。
★5ヶが満点 | |
根掛回避性 | ★★★★★ |
アピール | ★★★★☆ |
高速対応 | ★★☆☆☆ |
バイト誘発率 | ★★☆☆☆ |
目次
イヴォーグの特徴
1.2と2.0の使い分け
![イヴォーグ1.2と2.0](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/d9383c67d18af7116b743a105561e9b5.jpg)
イヴォークには各種サイズがありますが、個人的な使い分けは濁りです。濁りが少ない状況、具体的には濁度20以下では1.2を使用します。また2.0サイズは濁度が20以上であったり初夏から秋までの水温が高い時期に使用頻度が増えます。
スペック
![イヴォーグ1.2の重量](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/4565df3a1cdadbef1e43513c77e7c159-996x1024.jpg)
![イヴォーグ2.0の重量](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/602dbd53bde69d23de22256664a80563-979x1024.jpg)
イヴォークは1.2サイズでも10.9g、2.0サイズだと18.3gとベイトでのキャストには困ることのない重さです。ある程度の重さが有るため正確なキャストがしやすくカバークランクに適していると言えます。
なおフックはイヴォーグのために開発されたといっても過言ではないピアストレブルです。イヴォーグ1.2にはフロント6番にリア4番、イヴォーグ2.0にはフロントリアともに3番が初期設定です。トレブルフックの詳細は別記事で紹介しております。
根掛回避性
![イヴォーグ1.2の根掛り回避性2](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/de80facec4bcd1d7247b8dd00a90d009.jpg)
![ワイルドハンチの根掛り回避性能](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/2ec07b58ab013f7b6330fa84f389d858.jpg)
冒頭でも述べた通りイヴォーグの障害物回避性は極めて高く、おそらく最も根掛かり難いシャロークランクでしょう。特に障害物に当たった際、前転回避するような形ですり抜けてきます。なお直進安定性の高いワイルドハンチの場合は姿勢がブレ無いためか障害物に突き刺さる事が多いです。
![イヴォーグ1.2の根掛り回避](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/81c8c193162b39e047963207f87c90c7.jpg)
![ワイルドハンチの根掛り回避](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/7a812dcddb28b0eca9429314467f7c0a.jpg)
なおワイルドハンチでは障害物を舐めるように抜けると言われるラウンドリップですが、イヴォーグではリップの形状も障害物回避性に定評のあるスクエアとなっています。
![イヴォーグ1.2のリップ](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/89c5a96f511ede36c22fa510ccc4cf01.jpg)
![ワイルドハンチのリップ](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/715e3066fa33731596be0a801accf7be.jpg)
アピール
![イヴォーグ1.2の太さ](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/340d90fa4f2a6b1ad987e60d252883bb.jpg)
イヴォーグは障害物に当ててバイトを取る設計のためかワイルドハンチとは比較にならないアピール力であり、LC1.5よりも強いアピールと感じます。ボディ全長も短い割に上下左右に太いためアピール力だけでなくフックを隠し障害物回避性にも億件しています。そのため障害物周りでもしっかりと魚に気付かせられますが、逆に濁りが少ない状況やオープンでは強いアピール力が悪影響すると感じます。
高速対応
![イヴォーグ1.2のスピード](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/1e21fcb6a366742c1811a8137e71fac8.jpg)
実はイヴォーグの直進安定性は高くは有りません。キムケン氏が高速で巻いてるイメージが強いクランクですが前傾姿勢気味で泳ぐためかワイルドハンチとは比較にもならず、LC1.5よりも高速巻きは苦手でチドり易いクランクです。体高が高めな点が影響しているのかもしれませんが、まあ、そんな高速で障害物にぶつけるような使い方はしないので問題にはなりません。高速巻きで仕掛けたい時にはLC1.5やワンエイトなど他のクランクを使用しましょう。
釣果と良型率
![イヴォーグの釣果](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/a0ed4a0e581cfb424ff866e0d0fb8e1b.jpg)
イヴォーグはクランク入門として非常に良いルアーと思います。多くの人が想像する障害物に当てて浮かせてバイトを取る釣りに最も適したクランクだからです。濁りと障害物周りという条件さえ守っていれば釣ることに関しては意外に簡単です。1.2サイズならレギュラーサイズ、またハイシーズン中には2.0サイズを使えば良型も狙えます。
まとめ
![イヴォーグ1.2表](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/22d89388f8812a0e2a15745f538459a7.jpg)
![イヴォーグ1.2裏](https://hardbaitlab.com/wp-content/uploads/2024/12/14ebf2c418a0c462dc84bacf3527815d.jpg)
今回紹介のイゥォーグは
・最も障害物回避性に優れたカバークランク
・ピンを攻めるのは得意だが広範囲を探るのには不向き
と濁った状況での障害物周りに特化したクランクです。多くの人が想像するクランクの使い方に適したクランクのため、クランクというルアーの習得にも役立つ名作です。